放生(ほうじよう)
笑賛・笑府
鷹に追われた雀が、和尚の袖の中へ飛び込んだ。和尚は雀を握りしめて、
「阿弥陀仏(ありがたや)。今日は肉が食えるわい」
とつぶやいた。掌の中の雀を見ると、目をつぶって動かないので、和尚は死んでしまったのだと思い、手をあけた。すると雀はぱっと飛んで行ってしまった。和尚は舌打ちをして、
「阿弥陀仏(なんまいだ)。放生してやるぞ」






