宦官
艾子後語
艾子(がいし)は垣の中に二頭の羊を飼っていたが、牡(おす)の羊が気が荒く、人を見ると追いかけて行ってぶっつかった。垣の中を通る弟子たちはその羊に手をやいて、艾子にたのんだ。
「先生の飼っていらっしゃる牡の羊は、たけだけしすぎます。どうか去勢してください。そうすればおとなしくなるでしょう」
すると艾子は笑っていった。
「君たちは知らないのか。今時の陽物のない連中は、陽物のある者よりもずっとたけだけしいということを」






