隠身草(いんしんそう)
笑賛
ある男、知り合いから隠身草という草をもらった。それを持っていると、ほかの者の眼には姿が見えないという草である。
男はその草を持って市場へ行き、人の金をひったくって逃げた。その人が追いかけてきてつかまえ、
「この泥棒やろう!」
といって殴ると、男は殴られながら、
「いくら殴っても、おまえにはおれの姿は見えまい」






