交換
笑府
脚のわるい驢馬に乗った男、前方から駿馬に乗ってくる男を見つけると、急いで驢馬から下り、待ちかまえていて、お辞儀をしていった。
「ちょっとお願いしたいことがあるのですが」
「なんだね」
「あなたの馬とこの驢馬とを交換してくれませんか」
相手があきれて、
「おまえさん、ばかじゃないのか」
というと、
「いいえ、わたしはあなたがばかじゃないかと思ったものですから」






