試験
笑府
ある学生が国学の前まで行くと、門のなかで、先生が二人の学生に向ってひどく怒っているところであった。そこで門番に、
「あの二人はどんな懲罰を受けるのだろう。罰金だろうか、笞(むち)打ちだろうか、手錠だろうか」
というと、門番が、
「いいえ、問題を出して文章の試験をされるようですよ」
といった。とたんに学生は顔色を変えて、
「それはひどい! それほどの厳罰を課さなくてもよかろうに……」






