払子(ほつす)
世説新語(言語篇)
僧侶の康法暢(こうほうちよう)が東晋の〓亮(ゆりよう)を訪ねたとき、大鹿の尾で作ったすばらしい払子を手にしていた。〓亮が感歎して、
「そのようなすばらしいものが、どうして手もとにあるのですか」
というと、康法暢は答えた。
「清廉な人はくれとはいいませんし、欲ばった者にはくれてやりませんので、わたしの手もとに残っているのです」






