丸坊主
応諧録・笑賛・笑府
村役人が罪を犯した坊主を流刑地へ護送して行ったが、夜、宿に泊ったとき、坊主は酒を買って村役人を酔いつぶし、その頭を剃って丸坊主にした上、首に縄をかけておいて逃げて行った。
翌朝、目をさました村役人、坊主がいないのでびっくりし、あわてて自分の頭をなでてみたところ髪の毛がなく、しかも首には縄がかかっているので、うろたえて叫んだ。
「坊主はここにいる! だが、おれはいったいどこへ行ってしまったんだ」






