真犯人
笑府・笑得好
大勢の者のなかで、誰かがおならをした。すこぶる臭い。みんなは一人の童子に疑いをかけて、罵ったり打ったりした。
童子は申し開きもせずに、笑いだした。
「何がおかしい!」
と人々がいうと、童子は、
「誰か知らないけど、ほんとうにおならをした人まで、ほかの人たちといっしょになって僕を罵ったり打ったりしていると思うと、おかしくて」






