挿木(さしき)
笑府
ある男、畑に柳の挿木をして、息子によく番をするようにいいつけた。十日ほどたったが、一本も盗まれなかったというので、父親がよろこんで、
「おまえが気をつけて番をしてくれたのでよかったよ。それにしても一本も盗まれなかったとは、いったい、どんなふうにして番をしたんだ」
ときくと、息子のいうには、
「毎晩、畑から引っこ抜いてきて、家の中にしまっておいたのさ」






