面倒
笑府
ひどい無精者、寝たままで起きようとしない。女房がご飯ですと呼んでも、返事もしない。いつまでも起きてこないので、女房はさぞ腹が減ったろうと思い、傍へ行って、
「どうか食べてください」
と泣かんばかりにしてたのんだ。するとようやく口を開いて、
「食うのが面倒だ」
という。
「食べないと死んでしまいます。それでもいいの?」
というと、
「ああ、おれは生きているのも面倒なんだ」






