罰
笑府
無精者の夫婦がいた。
「朝はゆっくり寝ていることにしよう。口をきくのもこれきりにして、黙って寝ているのだ。さきに口をきいた方が、罰に、起きて洗面の湯をわかすことにしよう」
二人はそう約束して、寝たままでいた。
昼になってもしーんと静まりかえっているので、隣りの者が心配して、戸をあけてのぞいた。女房があわてて、
「あら、誰かきたわ」
というと、亭主、
「湯はおまえがわかすんだぞ」






