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中国笑話集512
日期:2019-07-01 00:00  点击:2669
 談論
 
                                                         世説新語(排調篇)  
 
 豫州刺史の諸葛瑾(しよかつきん)が別駕(べつが)(刺史の属官で最高職)の者を朝廷へ派遣するとき、息子の諸葛恪(しよかつかく)の自慢をして、
「わたしの息子は談論を心得ているから、会って話してみるがよい」
 といった。
 ところが、別駕が何度訪ねて行っても諸葛恪は会おうとしない。
 その後、ある人の宴席で別駕は諸葛恪に出会い、大声で、
「やあやあ、若殿さま」
 と呼びかけた。諸葛恪が、
「豫州も乱れているとみえる。やあやあとは何事です」
 とからかうと、別駕はいった。
「明君賢臣があって、その国が乱れたという話はきいたことがありません」
「いや。むかし堯(ぎよう)帝が上にありながら、四凶が下にいたということもある」
「なるほど、そうでした。四凶ばかりではなく、堯帝には丹朱(たんしゆ)という馬鹿息子もおりましたな」

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