重右衛門日記
十月二十五日
空晴るれど、風やや強し。西風なり。海原に白波多し。吉治郎、今朝食を取らず、いささかのことにて利七と争う。水主ら数人、博打《ばくち》にふける。岡廻《おかまわ》り依然として口数少なし。今、心頼むは、仁右衛門、岩松、勝五郎の三人《みたり》なり。
空晴るれど、風やや強し。西風なり。海原に白波多し。吉治郎、今朝食を取らず、いささかのことにて利七と争う。水主ら数人、博打《ばくち》にふける。岡廻《おかまわ》り依然として口数少なし。今、心頼むは、仁右衛門、岩松、勝五郎の三人《みたり》なり。






