再び重右衛門日記
九月十五日
西風早し。夕べに至りて、遠くに雷鳴聞こゆ。岩松、仁右衛門、常治郎、音吉等残りたる者の顔を順々に見つむれば耐え難く侘《わ》びし。十四人のうち八人は逝《ゆ》き、あとの六人、如何《いか》なる順に死にゆくや。
嵐の後、常治郎も仁右衛門も、吾と同じくいたく疲れたる様なり。
九月十五日
西風早し。夕べに至りて、遠くに雷鳴聞こゆ。岩松、仁右衛門、常治郎、音吉等残りたる者の顔を順々に見つむれば耐え難く侘《わ》びし。十四人のうち八人は逝《ゆ》き、あとの六人、如何《いか》なる順に死にゆくや。
嵐の後、常治郎も仁右衛門も、吾と同じくいたく疲れたる様なり。






