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トンボは、古代から日本国と深くかかわっている。「日本書記」によると、神武天皇が大和国の「脇紙」の丘の上から国見をされた時、その地形が「蜻蛉の臀呫の如くにあるかな」とおおせられたという。これが日本国の古名「秋津島」の由来とされている。
トンボは勇壮に飛ぶので、日本では古くから「勝虫」とよばれ、戦勝のシンボルとして武具などの装飾のデザインにも使われてきた。
ところが、アメリカなどではトンボは「悪魔のかがり針」や「魔女の針」などとよばれ、人を刺したり耳や口を縫う悪虫として恐れられている。この俗信はヨーロッパ起源のものらしいが、トンボの細長い腹部全体、あるいは尾端の付属器が針を連想させるところから生まれたのであろう。
自古以来,蜻蜓与日本就有这密切的关系。据《日本书纪》记载,神武天皇登上大和国“肋上”丘观察国情时,称其地形“如蜻蜓交尾之状”。这就是日本国旧称“秋津岛”(蜻蜓洲)的由来。
蜻蜓飞起来很雄壮,所以在日本自古以来就被称为“胜虫”,也作为胜利的象征用于盔甲等的装饰图案。
然而,在美国等地,蜻蜓被称为“恶魔的织针”或“魔女之针”,被认为是刺人或缝人耳、口的害虫,令人感到畏惧。这个俗信似乎起源于欧洲,可能由于蜻蜓细长的腹部或尾部的附件会令人联想到针吧。