翌よく朝あさ、ハリーは早はや々ばやと目を覚ました。朝の光だとわかったが、ハリーは目を固く閉じたままでいた。
「夢だったんだ」
ハリーはきっぱりと自分に言い聞かせた。
「ハグリッドっていう大男がやってきて、僕が魔法使いの学校に入るって言ったけど、あれは夢だったんだ。目を開あけたら、きっとあの物もの置おきの中にいるんだ」
その時、戸を叩たたく大きな音がした。
「ほら、ペチュニアおばさんが戸を叩いている」
ハリーの心は沈しずんだ。それでもまだ目を開けなかった。いい夢だったのに……。
トン、トン、トン、
「わかったよ。起きるよ」ハリーはモゴモゴと言った。
起き上がると、ハグリッドの分ぶ厚あついコートがハリーの体から滑すべり落ちた。小屋の中はこぼれるような陽ひの光だった。嵐あらしは過ぎた。ハグリッドはペチャンコになったソファで眠っていた。ふくろうが足の爪つめで窓ガラスを叩いている。嘴くちばしに新聞をくわえている。
第5章 对角巷
第二天一大早哈利就醒了。他明明知道天已经亮了,可还是把眼睛闭得紧紧的。“这是一个梦,”他确定无疑地对自己说,“我梦见一个叫海格的巨人,他来对我说,要我进一所魔法学校。等我一睁眼,我准在家里,在碗柜里。”
突然传来一阵啪啪的响声。
“又是佩妮姨妈在捶门了。”哈利心里想,他的心一沉。可他没有睁开眼。因为那个梦实在太好了。
啪。啪。啪。
“好了,”哈利嘟哝说,“我这就起来。”
他坐了起来,海格的厚外衣从身上滑了下来。小屋里充满了阳光,暴风雨已经过去了。海格睡在坍塌的沙发上。一只猫头鹰正用爪子敲打窗户,嘴里衔着一份报纸。