ダーズリー家に戻って過ごした出発までの一ヵ月間は、ハリーにとって楽しいものではなかった。たしかにダドリーはハリーを恐こわがって一いっ緒しょの部屋にいようとはせず、ペチュニアおばさんもバーノンおじさんもハリーを物もの置おきに閉とじ込こめたり、嫌いやなことを無む理り強じいしたり、怒ど鳴なりつけたりもしなかった……それ以上に、ハリーとは一ひと言ことも口をきかなかった。恐こわさ半分と怒いかり半分で、ダーズリー親子はハリーがどの椅い子すに座っていても、まるで誰もいないかのように振ふる舞まった。たいていはその方が好こう都つ合ごうだったが、それもしばらく続くと少し気が滅め入いってきた。
ハリーは買ってもらったばかりのふくろうと一緒に部屋に閉じこもっていた。ふくろうの名はヘドウィグに決めた。「魔法史」で見つけた名だ。教科書はとてもおもしろかった。ハリーはベッドに横になって、夜遅くまで読みふけった。ヘドウィグは開あけ放はなした窓から自由に出入りした。しょっちゅう死んだねずみをくわえてきたので、ペチュニアおばさんが掃そう除じ機きをかけに来なくなったのはかえって幸さいわいだった。毎まい晩ばん、寝る前に、ハリーは壁かべに貼はった暦こよみの日付を一日ずつバツ印で消し、九月一日まであと何日かを数えた。
第6章 从9又3/4站台开始的旅程
哈利与德思礼一家相处的最后一个月并不愉快。说真的,达力着实被哈利吓坏了,他不敢跟哈利待在同一个房间里,佩妮姨妈和弗农姨父也不敢再把哈利关在碗柜里,也不强迫他干活儿了,也不再朝他大喊大叫—— 事实上,他们根本不跟他讲话。一半出于恐惧,一半由于恼怒,他们对哈利的存在视而不见。尽管这在许多方面是一个进步,但时间一久就使人感到有些没趣。
哈利大多时间都待在他的房间里,有他新买的猫头鹰做伴。他决定管它叫海德薇,这是他从<魔法史>这本书里找到的名字。他的学校课本都很有趣。他躺在床上,一读就到深夜,海德薇从打开的窗口尽情地飞进飞出。幸运的是佩妮姨妈不再到房间里来吸尘了,因为海德薇总是叼死耗子回来。哈利把九月一日以前每天的日期一天一天写在一张纸上,钉在墙上,每天临睡前就在第二天的日期上打一个钩。