扉とびらがパッと開いて、エメラルド色のローブを着た背の高い黒くろ髪かみの魔女が現れた。とても厳げん格かくな顔つきをしている。この人には逆さからってはいけない、とハリーは直感した。
「マクゴナガル教授きょうじゅ、イッチ一年生の皆さんです」ハグリッドが報ほう告こくした。
「ご苦労様、ハグリッド。ここからは私わたくしが預あずかりましょう」
マクゴナガル先生は扉を大きく開あけた。玄げん関かんホールはダーズリーの家がまるまる入りそうなほど広かった。石いし壁かべが、グリンゴッツと同じような松たい明まつの炎に照らされ、天井てんじょうはどこまで続くかわからないほど高い。壮そう大だいな大だい理り石せきの階段が正面から上へと続いている。
マクゴナガル先生について生徒たちは石畳いしだたみのホールを横切っていった。入口の右手の方から、何百人ものざわめきが聞こえた――学校中がもうそこに集まっているに違いない――しかし、マクゴナガル先生はホールの脇わきにある小さな空あき部べ屋やに一年生を案内した。生徒たちは窮きゅう屈くつな部屋に詰つめ込こまれ、不安そうにキョロキョロしながら互いに寄りそって立っていた。
第7章 分院帽
门立时洞开。一个身穿翠绿色长袍的高个儿黑发女巫站在大门前。她神情严肃,哈利首先想到的是这个人可不好对付。
“一年级新生,麦格教授。”海格说。
“谢谢你,海格。到这里就交给我来接走。”
她把门拉得大开。门厅大得能把德思礼家整栋房子搬进去。像古灵阁一样,石墙周围都是熊熊燃烧的火炬。天花板高得几乎看不到顶。正面是一段豪华的大理石楼梯,直通楼上。
他们跟随麦格教授沿石铺地板走去。哈利听见右边门里传来几百人嗡嗡的说话声,学校其他班级的同学想必已经到了—— 但是麦格教授却把一年级新生带到了大厅另一头的一间很小的空屋里。大家一拥而入,摩肩擦背地挤在一起,紧张地仔细凝望着周围的一切。