次の日、ハリーとロンが疲れた様子で、でも上じょう機き嫌げんで、まだホグワーツにいるのを見てマルフォイは自分の目を疑うたがった。朝になってみるとハリーもロンも、あの三つ頭の犬に出会ったことがすばらしい冒ぼう険けんに思えたし、次の冒険が待ち遠しい気き持もちになっていた。とりあえず、ハリーはロンに例の包みのこと、それがグリンゴッツからホグワーツに移されたのではないかということを話した。あんなに厳重げんじゅうな警けい備びが必要な物っていったいなんだろうと、二人はあれこれ話した。
「ものすごく大切か、ものすごく危き険けんな物だな」とロン。
「その両方かも」とハリー。
謎なぞの包みについては、五センチぐらいの長さのものだろうということしかヒントがないので、それ以上なんの推すい測そくもできなかった。
三さん頭とう犬けんと仕し掛かけ扉とびらの下に何が隠かくされているのか、ネビルとハーマイオニーはまったく興味きょうみを示さなかった。ネビルにとっては、二度とあの犬に近づかないということだけが重要だった。ハーマイオニーはハリーとロンとはあれから口もきかなかったが、偉えらそうな知ったかぶり屋やに指さし図ずされないですむのは二人にとってかえっておまけをもらったような気分だった。ハリーとロンの思いは、いまや、どうやってマルフォイに仕し返かえしするかだけだった。一週間ほど後のちに、なんと、そのチャンスが郵ゆう便びんとともにやってきた。
第10章 万圣节前夜
第二天,马尔福简直不敢相信自己的眼睛,他看见哈利和罗恩居然还在霍格沃茨,虽然显得有些疲倦,但非常开心。确实,哈利和罗恩第二天一早醒来,都觉得看见那条三个脑袋的大狗是一次十分精彩的奇遇,巴不得再经历一次。而且,哈利原原本本地对罗恩讲了那个似乎已从古灵阁转移到了霍格沃茨的小包裹,于是他们花了许多时间猜测,是什么东西需要这样严加看守。
“它要么特别宝贵,要么特别危险。”罗恩说。
“或者两项全占了。”哈利说。
但是,关于那个神秘物件,他们惟一能够确定的只是它的长度有两英寸。如果没有更多的线索,是不可能猜到它是什么东西的。
纳威和赫敏对于大狗和活板下面藏着什么,似乎一点也不感兴趣。纳威只想着千万别再走近那只大狗。
赫敏现在不答理哈利和罗恩了。她一向自以为是,喜欢发号施令,所以他们倒觉得这是一件意外的好事。他们现在最希望的就是对马尔福进行报复,令他们高兴的是,大约一个星期后,这样的机会就随着邮差一起到来了。