そこにいたのはクィレルだった。
「あなたが」ハリーは息を呑のんだ。
クィレルは笑いを浮かべた。その顔はいつもと違い、痙けい攣れんなどしていなかった。
「私わたしだ」落ち着き払った声だ。「ポッター、君にここで会えるかもしれないと思っていたよ」
「でも、僕は……スネイプだとばかり……」
「セブルスか」
クィレルは笑った。いつものかん高い震ふるえ声ではなく、冷たく鋭するどい笑いだった。
「たしかに、セブルスはまさにそんなタイプに見える。彼が育ちすぎたこうもりみたいに飛び回ってくれたのがとても役に立った。スネイプのそばにいれば、誰だって、か、かわいそうな、ど、どもりの、ク、クィレル先生を疑うたがいやしないだろう」
ハリーは信じられなかった。こんなはずはない。これは間違いだ。
第17章 双面人
是奇洛。
“你!”哈利惊愕得喘不过气来。
奇洛笑了。现在他的脸一点也不抽搐了。.“是我,”他冷静地说,“我刚才还在想,我会不会在这儿遇见你,波特。”
“可是我以为—— 斯内普—— ”
“斯内普?”奇洛大笑起来。这笑声也不是他平常那种尖厉刺耳的颤音,而是一种令人胆寒的冷笑。“是啊,斯内普看上去确实不像个好人,是吗?他像一只巨型的大蝙蝠到处乱飞,对我们倒是很有帮助。有他在那里放着,谁还会怀疑可一可一可怜的,结— 结— 结结巴巴的奇洛教— 教授呢?”
哈利无法相信这一切。这不可能是真的,不可能。