バーノンおじさんはまた椅い子すに腰こしを下ろしたが、息いき切ぎれしたサイのようにフーッフーッと言いながら、小さな鋭するどい目でハリーを横目で睨にらみつけた。
ハリーが夏休みで家に帰ってきてからずっと、バーノンおじさんはハリーをいつ爆ばく発はつするかわからない爆ばく弾だんのように扱った。なにしろハリーは普ふ通つうの少年ではない。それどころか、思いっきりまともではないのだ。
ハリー?ポッターは魔法使いだ――ホグワーツ魔ま法ほう魔ま術じゅつ学がっ校こうの一年生を終えたばかりのホヤホヤだ。ハリーが家に戻もどってきて、ダーズリー一家はがっかりしただろうが、ハリーのほうがもっとずーっとがっかりしていた。
ホグワーツが恋しくて、ハリーはまるで絶たえ間なく胃がシクシク痛むような気持だった。あの城、秘ひ密みつの抜け道、ゴーストたち、クラスでの授じゅ業ぎょうスネイプ先生の『魔ま法ほう薬やく』の授業だけは別だが、ふくろうが運んでくる郵ゆう便びん、大おお広ひろ間までのパーティのご馳ち走そう。塔とうの中の寮りょうで天てん蓋がいつきのベッドで眠ったり、「禁きんじられた森」の隣となりの丸まる太た小ご屋やまで森もり番ばんのハグリッドを訪たずねたり、それに、なんていったって、あの魔法界一の人気スポーツのクィディッチ高いゴールが六本、空飛ぶボールが四個、箒ほうきに乗った十四人の選手たち……。
弗农姨父坐了下来,像一头气短的犀牛一样喘着粗气,那双精明的小眼睛紧瞟着哈利。
自从哈利放暑假回家,弗农姨父一直把他当一颗定时炸弹看待,因为哈利不是一个正常的孩子。实际上,他相当不正常。
哈利波特是一个巫师—— 刚在霍格沃茨魔法学校上完一年级。如果德思礼对他回家过暑假感到不快,那么他们的不快和哈利的感觉相比根本不值一提。
他真想念霍格沃茨,想得五脏六腑都发痛。他想念那个城堡,那些秘密通道和幽灵鬼怪,想念他的课程(也许除了魔药老师斯内普的课),还有猫头鹰捎来的信件、大礼堂里的宴会,想念他宿舍楼里的四柱床,想念禁林边上那间小木屋和狩猎场看守海格,更想念魁地奇球—— 魔法世界里最流行的体育运动(六根高高的门柱、四只会飞的球、十四名骑着扫帚的球员)。