「まったくもって、そのとおりにしろ」バーノンおじさんの声に力がこもった。
「メイソンご夫ふ妻さいはおまえのことを何もご存ぞん知じないし、知らんままでよい。夕食が終わったら、ペチュニアや、おまえはメイソン夫ふ人じんをご案内して応接間に戻もどり、コーヒーをさしあげる。わしは話わ題だいをドリルのほうにもっていく。運がよけりゃ、『十時のニュース』が始まる前に、商しょう談だん成せい立りつで署しょ名めい、捺なつ印いんしておるな。明日のいまごろは買物だ。マジョルカ島の別べっ荘そうをな」
ハリーはことさらうれしいとも思わなかった。ダーズリー一家がマジョルカ島に行ったって、いまのプリベット通りと打って変わって、ハリーをかわいがるとは思えなかった。
「よーし、と――わしは街まちへ行って、わしとダドリーのディナー?ジャケットを取ってくる。それで、おまえは……」おじさんはハリーに向かって凄すごみをきかせた。「……おまえは、おばさんの掃そう除じのじゃまをするな」
ハリーは裏うら口ぐちから庭に出た。眩まぶしいほどのいい天気だった。芝しば生ふを横切り、ガーデン?ベンチにドサッと座り込こみ、ハリーは小声で口ずさんだ。
「♪ハッピ・バースデー、ハリー……、ハッピ・バースデー、ハリー……」
“这就对了。”弗农姨父用力地说,“梅森夫妇根本不知道你,就让这种情况保持下去。佩妮,晚饭之后你领梅森夫人回客厅喝咖啡,我将把话题引到钻机上。要是走运的话,在十点钟的新闻之前我就可以把签字盖章的协议拿到手。明天这个时候我们就能选购在马乔卡的别墅了。”
哈利并不怎么兴奋。他不认为德思礼一家到了马乔卡就会比在女贞路多喜欢他一点儿。
“好—— 我去城里拿达力和我的礼服。你呢,”他对哈利吼道,“不要在你姨妈洗衣服的时候去碍手碍脚。”
哈利从后门出来。外面天气晴朗,阳光灿烂。他穿过草坪,一屁股坐在花园长凳上,压着嗓子唱了起来:“祝我生日快乐..祝我生日快乐..”