「デマカセー ゴマカセー」ハリーは激はげしい声を出した。「インチキー トンチキー……スクィグリー ウィグリー……」
「ママーアアアアア」家の中に駆かけ込こもうとして、自分の足に躓つまずきながらダドリーが叫さけんだ。「ママーアアア あいつがあれをやってるよう」
ハリーの一いっ瞬しゅんの楽しみは、たいそう高くついた。ダドリーが怪け我がしたわけでも、生垣がどうかなったわけでもないので、おばさんは、ハリーが、本当に魔法を使ったのではないとわかっていたはずだ。それでも、洗せん剤ざいの泡あわだらけのフライパンが、ハリーの頭めがけてヘビーブローをかけてきたので、身をかわさなければならなかったし、仕事を言いつけられ、終わるまでは食事抜きというおまけまでついた。
ダドリーがアイスクリームを舐なめながら、のらくらとハリーを眺ながめている間に、ハリーは窓を拭ふき、車を洗い、芝しばを刈かり、花か壇だんをきれいにし、バラの枝を整ととのえ、水遣やりをし、ガーデン・ベンチのペンキ塗ぬりをした。焦こげつくような太陽がハリーの首くび筋すじをジリジリ焼いた。腹を立ててダドリーの餌えさに引っかかってはいけないと、よくわかっていたのに。ちょうどハリー自身が気にしていたことをダドリーに言われて、つい……もしかしたら本当に、ホグワーツに一人も友達がいなかったのかも……。
“吉格利玻克利!”哈利厉声说道,“霍克斯波克斯..奇格利鬼格利..”
“妈—— 妈!”达力嚎叫起来,跌跌撞撞地朝屋里奔去。“妈—— 妈!他又在干那个了!”
哈利为这片刻的开心付出了很大的代价。由于达力和树篱都安然无恙,佩妮姨妈知道他并没有真的施展魔法,但她仍然用沾着肥皂水的煎锅朝他劈头打来,幸亏他躲得快。然后她支使他去干活,不干完不许吃东西。.达力吃着冰淇淋,在一旁晃来晃去地看着哈利擦窗户,洗汽车,修整草坪,整理花圃,给玫瑰剪枝浇水,重新油漆花园长凳。烈日当头,晒得哈利后脖颈发烫。哈利知道他不应该卜达力的钩,可是达力说中了哈利的心事..也许他在霍格沃茨根本没有朋友..“但愿他们能看到大名鼎鼎的哈利波特现在的样子。”往花坛里撒粪肥的时候,他发狠地想道。他腰酸背疼,汗水顺着脸颊往下流。