「そこは女子トイレだ」パーシーが息を呑のんだ。
「君たち男子が、いったい何を――」
「ちょっと探してただけだよ」ロンが肩をすぼめて、何でもないという身み振ぶりをした。
「ほら、手て掛がかりをね……」
パーシーは体を膨ふくらませた。ハリーはそれがウィーズリーおばさんそっくりだと思った。
「そこ――から――とっとと――離はなれるんだ」
パーシーは大おお股またで近づいてきて、腕うでを振ふって三人をそこから追い立てはじめた。
「人が見たらどう思うかわからないのか みんなが夕食の席せきに着いているのに、またここに戻もどってくるなんて……」
「なんで僕ぼくたちがここにいちゃいけないんだよ」
ロンが熱くなった。急に立ち止まり、パーシーを睨にらみつけた。
「いいかい。僕たち、あの猫ねこに指一本触ふれてないんだぞ」
「僕もジニーにそう言ってやったよ」パーシーも語ご気きを強めた。
「だけど、あの子は、それでも君たちが退たい学がく処しょ分ぶんになると思ってる。あんなに心を痛めて、目を泣き腫はらしてるジニーを見るのは初めてだ。少しはあの子のことも考えてやれ。一年生はみんな、この事件で神しん経けいをすり減らしてるんだ――」
「兄さんはジニーのことを心配してるんじゃない」ロンの耳がいまや真まっ赤かになりつつあった。「兄さんが心配してるのは、首しゅ席せきになるチャンスを、僕が台だい無なしにするってことなんだ」
「グリフィンドール、五点減げん点てん」
パーシーは監かん督とく生せいバッジを指でいじりながらパシッと言った。
「これでおまえにはいい薬になるだろう。探たん偵ていごっこはもうやめにしろ。さもないとママに手紙を書くぞ」
パーシーは大おお股またで歩き去ったが、その首くび筋すじはロンの耳に負けず劣らず真っ赤だった。
“那是女生盥洗室呀!”他喘着气说,“你们怎么—— ,, “只是随便看看,”罗恩耸了耸肩,“寻找线索,你知道..”珀西端起了架子,那模样一下子就使哈利想到了韦斯莱夫人。
“赶—— 快—— 离—— 开—— ”他说着,朝他们走来,并且张开臂膀,催促他们快走。“这成什么样子,你们不在乎吗?别人都在吃饭,你们却跑到这儿来..”“为什么我们不能来这儿?”罗恩气呼呼地说,猛地停下脚步,瞪着珀西,“听着,我们没有对那只猫动一根手指!”
“我对金妮也是这么说的,”珀西也毫不示弱,“但她似乎仍然认为你会被开除的。我从没见过她这么难过,整天痛哭流涕。你应该为她想想,一年级学生都被这件事弄得心神不宁—— ”
“你根本不关心金妮,”罗恩说,他的耳朵正在变红,“你只是担心我会破坏你当男生学生会主席的前途。”“格兰芬多扣掉五分!”珀西用手指拨弄着级长的徽章,生硬地说,“我希望这能给你一个教训!不要再搞什么侦探活动了,不然我写信告诉妈妈!”他迈着大步走开了,他脖子后面跟罗恩的耳朵一样红。