窓からふくろうが三羽舞い降りてきた。そのうち一羽はあとの二羽に両脇を支えられ、気を失っているようだった。三羽のふくろうはハリーのベッドにパサリと軟なん着ちゃく陸りくし、真ん中の大きな灰色のふくろうはコテンと引っくり返って動かなくなった。大きな包みがその両りょう脚あしに括くくりつけられている。
ハリーはすぐに気づいた。――気絶きぜつしているふくろうの名前はエロール、ウィーズリー家けのふくろうだ。ハリーは急いでベッドに駆かけより、エロールの脚に結びつけてある紐ひもを解とき、包みを取りはずし、それからエロールをヘドウィグの籠かごに運び込こんだ。エロールは片目だけをぼんやり開けて、感かん謝しゃするように弱々しくホーと鳴き、水をゴクリ、ゴクリと飲みはじめた。
ハリーは他のふくろうのところに戻もどった。一羽は大きな雪のように白い雌めすで、ハリーのふくろう、ヘドウィグだ。これも何か包みを運んできて、とても得意とくいそうだった。ハリーが荷を解といてやると、ヘドウィグは嘴くちばしで愛情を込こめてハリーを甘噛あまがみし、部屋の向こうに飛んでいってエロールのそばに収まった。
もう一羽は、きりっとした森ふくろうだ。ハリーの知らないふくろうだったが、どこから来たかはすぐわかった。三つ目の包みと一いっ緒しょに、ホグワーツの校こう章しょうのついた手紙を運んできたからだ。郵ゆう便びん物ぶつをはずしてやると、そのふくろうはもったいぶって羽毛うもうを逆立さかだて、羽をぐっと伸ばして、窓から夜空へと飛び去った。
三只猫头鹰从窗口飞了进来,其中两只护着第三只,那第三只似乎失去了知觉。它们噗的一声落在了哈利的床上,中间的那只灰色的大猫头鹰一头栽了下来,不动了。它的腿上拴着一个大包裹。
哈利马上就认出了这只失去知觉的猫头鹰—— 它的名字叫埃罗尔,是韦斯莱家养的。哈利立刻冲向床边,解开埃罗尔腿上的带子,拿下那个包裹,然后把埃罗尔放到了海德薇的笼子里。埃罗尔睁开一只朦胧的眼睛,发出一声表示感谢的声音,然后开始喝了几口水。
哈利再去看那两只猫头鹰。其中之一,就是那只大的、雪白的雌猫头鹰,是他自己的海德薇。它也带着一个包裹,而且看上去一副得意洋洋的样子。他解下它的包裹,这时,它用喙轻啄了哈利一下,表示爱抚,然后就穿过房间和埃罗尔站到一处去了。
哈利不认识那第三只猫头鹰,这是只黄褐色的漂亮的猫头鹰,不过他立刻知道了它来自哪里,因为它除了携带着一个小包裹以外,还带有一封信,信封上有霍格沃茨学校的饰章。哈利取下这只猫头鹰携带的邮件,它郑重其事地抖抖羽毛,展开双翼,就从窗口飞向夜空去了。