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第2章 マージおばさんの大失敗(10)_ハリー・ポッターとアズカバンの囚人_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3337

ハリーがキッチンに戻もどった時には、マージおばさんは紅茶とフルーツケーキを振舞ふるまわれ、リッパーは隅すみのほうでやかましい音をたてて皿を舐なめていた。紅茶と涎よだれが飛び散り、磨みがいた床に染しみがつくので、ペチュニアおばさんが少し顔をしかめたのをハリーは見逃みのがさなかった。ペチュニアおばさんは動物が大嫌いなのだ。

「マージ、ほかの犬は誰が面めん倒どうを見てるのかね?」おじさんが聞いた。

「ああ、ファブスター大佐たいさが世せ話わしてくれてるよ」マージおばさんの太い声が答えた。

「退たい役えきしたんでね。何かやることがあるのは大佐にとって好こう都つ合ごうさ。だがね、年寄りのリッパーを置いてくるのはかわいそうで。わたしがそばにいないと、この子はやせ衰おとろえるんだ」

ハリーが席に着くと、リッパーがまた唸うなりだした。そこで初めて、マージおばさんはハリーに気づいた。

「おんや!」おばさんが一ひと言こと吠ほえた。「おまえ、まだここにいたのかい?」

「はい」ハリーが答えた。

「なんだい、その『はい』は。そんな恩おん知らずなものの言い方をするんじゃない」

マージおばさんが唸るように言った。

「バーノンとペチュニアがおまえを置いとくのは、たいそうなお情なさけってもんだ。わたしならお断ことわりだね。うちの戸口に捨てられてたなら、おまえはまっすぐ孤こ児じ院いん行きだったよ」

ダーズリー一家と暮くらすより孤児院に行ったほうがましだと、ハリーはよっぽど言ってやりたかったが、ホグズミード許きょ可か証しょうのことを思い浮かべて踏ふみ止とどまった。ハリーは無む理りやり作り笑いをした。

「わたしに向かって、小バカにした笑い方をするんじゃないよ!」

マージおばさんのだみ声が響ひびいた。


等他回到厨房的时候,玛姬姑妈已经喝上了茶,吃上了水果蛋糕,利皮则在角落里喧闹地舔食。佩妮姨妈见到她洁净地板上斑驳的茶渍和口水,不觉畏缩了一下,哈利看在眼里。佩妮姨妈痛恨动物。
“剩下的狗谁在照顾呀,玛姬?”弗农姨父问道。
“哦,我叫富布斯特上校照管它们,”玛姬姑妈满脸生辉地说,“他现在退休了,有点事情做做对他有好处。我离不开可怜的利皮。要是它不在我身边,它就会消瘦的。” 
  正当哈利坐下来的时候,利皮开始吠叫起来。玛姬姑妈这才第一次把注意力转向哈利。 
  “这么说!”玛姬姑妈怒气冲冲地说,“你还在这里,是不是?”
“是。”哈利说。
“不要用这种不知道好歹的腔调说‘是’,”玛姬姑妈咆哮道,“弗农和佩妮收留了你,他们真是够好的了。要是我才不干呢。要是有人把你扔到我的大门口,你早就直截了当地到孤儿院了。” 
  哈利真想说他宁愿待在孤儿院也不愿意和德思礼家人住在一起,但他想到那张同意表,就忍住了没说。他勉强在脸上挤出痛苦的笑容来。 
  “别对我假笑!”玛姬姑妈声音隆隆地说,

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11/24 19:49