「さて、もう行かんと。やることが山ほどあるんでね」
「ブラックのこと、まだよい報しらせはないのですか?」ハリーが聞いた。
ファッジの指が、マントの銀の留とめ金がねの上をズルッと滑すべった。
「何のことかね? あぁ、耳に入ったのか。――いや、ない。まだだ。しかし、時間の問題だ。アズカバンの看かん守しゅはいまだかつて失敗を知らない……それに、連中がこんなに怒ったのを見たことがない」
ファッジはブルッと身震みぶるいした。
「それではお別れしよう」
ファッジが手をさし出し、ハリーがそれを握にぎった。ふとハリーはあることを思いついた。
「あのー、大臣? お聞きしてもよろしいでしょうか?」
「いいとも」ファッジが微笑ほほえんだ。
「あの、ホグワーツの三年生はホグズミード訪ほう問もんが許されるんです。でも僕ぼくのおじさんもおばさんも許きょ可か証しょうにサインしてくれなかったんです。大臣がサインしてくださいませんか?」
ファッジは困ったような顔をした。
「あー」ファッジが言った。「いや、ハリー、気の毒どくだが、だめだ。私は君の親でも保ほ護ご者しゃでもないので――」
「でも、魔法大臣です」ハリーは熱を込こめた。「大臣が許可をくだされば――」
「いや、ハリー、気の毒だが、規則きそくは規則なんでね」ファッジはにべもなく言った。
「来年にはホグズミードに行けるかもしれないよ。実じっ際さい、君は行かないほうがいいと思うが……そう……さて、私は行くとしよう。ハリー、ゆっくりしたまえ」
最後にもう一度にっこりし、ハリーと握あく手しゅして、ファッジは部屋を出ていった。今度はトムがにこにこしながら近よってきた。
“好吧,我要走了,忙着呢,你知道的。”
“你们有小天狼星布莱克的消息吗?”
福吉的手指在长袍的银扣上滑了一下。
“什么意思?哦,你听到了—— 好吧,没有,还没有呢,不过这只是时问问题。
阿兹卡班的守卫还从来没有失败过......它们这次恼怒得不得了,比我知道的哪次都厉害。”’福吉有一点儿颤抖。
“那我就说再见了。”他伸出手来,哈利和他握手,突然有了个主意。
“啊—— 部长?可以问你几个问题吗?”
“当然可以。”福吉微笑着说。
“好吧,三年级学生可以访问霍格莫德,但是,我的姨妈和姨父没有在我的同意表上签字。您能给我签吗?”
福吉看上去一副不舒服的样子。
“啊,”他说,“不,不,我很抱歉,哈利,因为我不是你的家长,也不是你的监护人—— ”
“可您是魔法部部长啊,”哈利急切地说,“如果您允许我—— ”
“不,抱歉,哈利,因为规定就是规定,”福吉断然说,“也许明年你可以访问霍格莫德。其实,我认为你最好是不......是......好吧,我要走了。在这里好好过。哈利。”
福吉最后一次对哈利微微一笑,又握了一下手,就离开了房间。于是汤姆走上前来,对哈利微笑着。
“可您是魔法部部长啊,”哈利急切地说,“如果您允许我—— ”
“不,抱歉,哈利,因为规定就是规定,”福吉断然说,“也许明年你可以访问霍格莫德。其实,我认为你最好是不......是......好吧,我要走了。在这里好好过。哈利。”
福吉最后一次对哈利微微一笑,又握了一下手,就离开了房间。于是汤姆走上前来,对哈利微笑着。