矢のように日が経たった。ハリーはロンやハーマイオニーの姿はないかと、行く先々で探すようになった。新学期が近づいたので、ホグワーツの生徒たちが大勢、ダイアゴン横よこ丁ちょうにやってくるようになった。ハリーは「高級クィディッチ用具店」で、シェーマス・フィネガンやディーン・トーマスなど、同じグリフィンドール生に出会った。二人とも、やはり、ファイアボルトを穴のあくほど見つめていた。本物のネビル・ロングボトムにもフローリシュ・アンド・ブロッツ書店の前で出くわしたが、とくに話はしなかった。丸顔の忘れん坊のネビルは、教科書のリストをしまい忘れたらしく、いかにも厳きびしそうなネビルの「ばあちゃん」に叱しかられているところだった。魔ま法ほう省しょうから逃げる途と中ちゅう、ネビルの名を騙かたったことが、このおばあさんにバレませんように、とハリーは願った。
夏休み最後の日、明日になれば必ずホグワーツ特急でロンとハーマイオニーに会える。――そんな思いでハリーは目覚めた。着き替がえをすませ、最後にもう一度ファイアボルトを見ようと外に出た。どこで昼食をとろうかと考えていると、誰かが大声でハリーの名前を呼んだ。
日子一天天过去了,哈利开始到什么地方都盼望着能遇到罗恩或是赫敏。现在,霍格沃茨学校的许多学生都到对角巷来了,因为不久就要开学了。哈利遇到西莫斐尼甘和迪安托马斯,他们都是他在格兰芬多院的同学,他们也在魁地奇精品专卖店贪婪地盯视那把火弩箭;他还在书店外面碰到过真正的纳威隆巴顿,一个圆脸、爱忘事的男孩。哈利没有停下来和他闲谈;纳威似乎把他的书单不知搁在什么地方了,因而被他那位看上去很可怕的祖母数落了一番。哈利希望她一直不会发现他在逃离女贞路时假冒过纳威的名字。
哈利在暑假的最后一天醒来,认为他至少第二天会在霍格沃茨特快专列上遇到罗恩和赫敏。他起床后,穿戴整齐,最后一次去看火弩箭。正在考虑上哪儿吃饭,这时,有人使劲叫他的名字,他回过头来。