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第5章 吸魂鬼ディメンター The Dementor(6)_ハリー・ポッターとアズカバンの囚人_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3338

「君たちだけに話したいことがあるんだ」

汽車がスピードを上げはじめた時、ハリーは、ロンとハーマイオニーに向かって囁ささやいた。

「ジニー、どっかに行ってて」ロンが言った。

「あら、ご挨あい拶さつね」ジニーは機嫌きげんを損そこね、ぷりぷりしながら離はなれていった。

ハリー、ロン、ハーマイオニーは誰もいないコンパートメントを探して通路つうろを歩いた。どこも一いっ杯ぱいだったが、最さい後こう尾びにただ一つ空あいたところがあった。

客が一人いるだけだった。男が一人、窓まど側がわの席でぐっすり眠っていた。三人はコンパートメントの入口で中を確かめた。ホグワーツ特急はいつも生徒のために貸かし切きりになり、食べ物をワゴンで売りにくる魔女以外は、車中で大人おとなを見たことがなかった。

見知らぬ客は、あちこち継つぎの当たった、かなりみすぼらしいローブを着ていた。疲れ果てて、病んでいるようにも見えた。まだかなり若いのに、鳶とび色いろの髪かみは白髪しらが混じりだった。

「この人、誰だと思う?」窓から一番遠い席を取り、引き戸を閉め、三人が腰を落ち着けた時、ロンが声をひそめて聞いた。

「ルーピン先生」ハーマイオニーがすぐに答えた。

「どうして知ってるんだ?」

「カバンに書いてあるわ」

ハーマイオニーは男の頭の上にある荷物棚だなを指差ゆびさした。くたびれた小こ振ぶりのカバンは、きちんとつなぎ合わせた紐ひもでぐるぐる巻きになっていた。カバンの片かた隅すみに、R・J・ルーピン教きょう授じゅと、はがれかけた文字が押してあった。

「いったい何を教えるんだろ?」

ルーピン先生の青白い横顔を見て、顔をしかめながらロンが言った。

「決まってるじゃない」ハーマイオニーが小声で言った。

「空あいているのは一つしかないでしょ? 『闇やみの魔ま術じゅつに対する防ぼう衛えい術じゅつ』よ」

ハリーもロンも、ハーマイオニーも、「闇の魔術に対する防衛術」の授じゅ業ぎょうを二人の先生から受けたが、二人とも一年しかもたなかった。この学科は呪のろわれているという噂うわさが立っていた。



  “我需要和你们私下谈谈。”哈利对罗恩和赫敏咕哝说,这时火车已经加速行驶。 
  “走开。金妮。”罗恩说。 
  “哦,这倒不错。”金妮傲慢地说,走开了。 
  哈利、罗恩和赫敏沿着走廊,寻找空的车厢,但是所有车厢都是满的,只有最末的车厢不是。 
  这节车厢里只有一个人,这人临窗坐着,正在熟睡。哈利、罗恩和赫敏在门槛上停住了脚步。霍格沃茨特快专列通常是学生坐的,他们在这里还从来没有见过成年人,除了那位为他们推食品车的女巫以外。 
  这个陌生人穿着一件极其破旧的男巫长袍,好几个地方打着补丁。他面带病容,而且疲惫不堪。他看起来还很年轻,但淡棕色的头发已经夹杂着白发了。 
  “你们认为他是谁?”罗恩尖声问道。他们坐了下来,把门关上了,他们坐得尽量离车窗远一些。” 
  “R.J.卢平教授。”赫敏立即悄声说。 
  “你怎么知道的?” 
  “他的箱子上不是写着嘛。”赫敏回答道,指着那人头上的行李架,那里有一个破旧的小箱子,用许多绳子捆着,整齐地打着结。“R.J.卢平教授”这几个字印在箱子一角,字母已经剥落了。 
  “不知道他教什么?”罗恩说,对卢平教授了无生气的侧影皱着眉头。 
  “显然,”赫敏悄声说,“只有一个空位子,对不对?‘黑魔法防御术’。” 
  哈利、罗恩和赫敏已经有过两位教这门课程的老师了,两人都只教了一年。 

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