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第6章 鉤かぎ爪づめと茶の葉 (3)_ハリー・ポッターとアズカバンの囚人_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3338

その時、ハグリッドが大おお広ひろ間まに入ってきた。長い厚手木綿モールスキンのオーバーを着て、片方の巨大な手にケナガイタチの死骸しがいをぶら下げ、無む意い識しきにぐるぐる振り回している。

「元気か?」

教きょう職しょく員いんテーブルのほうに向かいながら、立ち止まってハグリッドが真顔まがおで声をかけた。

「おまえさんたちが俺おれのイッチ番最初の授じゅ業ぎょうだ! 昼食のすぐあとだぞ! 五時起きして、何だかんだ準じゅん備びしてたんだ……うまくいきゃいいが……俺が、先生……いやはや……」

ハグリッドはいかにもうれしそうにニコーッと笑い、教職員テーブルに向かった。まだケナガイタチをぐるぐる振り回している。

「何の準備をしてたんだろ?」ロンの声はちょっぴり心配そうだった。

生徒が各おの々おの最初の授業に向かいはじめ、大広間がだんだん空からになってきた。ロンが自分の時間割を調べた。

「僕ぼくたちも行ったほうがいい。ほら、『占い学』は北きた塔とうのてっぺんでやるんだ。着くのに十分はかかる……」

慌あわてて朝食をすませ、フレッドとジョージにさよならを言って、三人は来た時と同じように大広間を横切った。スリザリンのテーブルを通り過ぎる時、マルフォイがまたもや気絶きぜつするふりをした。どっと笑う声が、ハリーが玄げん関かんホールに入るまで追いかけてきた。

城の中を通って北塔へ向かう道のりは遠かった。ホグワーツで二年を過ごしても、城の隅すみ々ずみまでを知り尽つくしてはいなかった。しかも、北塔には入ったことがなかった。

「どっか――ぜったい――近――道が――ある――はず――だ」

七つ目の長い階段を上り、見たこともない踊おどり場ばにたどり着いた時、ロンがあえぎながら言った。あたりには何もなく、石いし壁かべにぽつんと、だだっ広い草地の大きな絵が一枚かかっていた。

「こっちだと思うわ」右のほうの人気ひとけのない通路つうろを覗のぞいて、ハーマイオニーが言った。

「そんなはずない」ロンだ。「そっちは南だ。ほら、窓から湖がちょっぴり見える……」


  就在这时,海格走进了大厅。他身穿鼹鼠皮大衣,一只大手心不在焉地挥动着一只死鸡貂。 
  “都好吗?”他急切地说,在走向教师桌的半路停了下来。“你们要上我的第一堂课!午饭以后就是!五点钟就起床了,什么都弄妥了......希望太太平平的......我......当教师了......说实在的......” 
  他对他们咧着大嘴笑起来,然后向教师的桌子走去了,仍然挥动着那只死鸡貂。 
  “不知道他在准备什么?”罗恩说,声音里有一丝焦急。 
  人们去上第一节课了,礼堂开始空下来。罗恩检查自己的课程表。 
  “我们快走吧,看,占卜在北塔楼顶。我们要走十分钟才能到..” 
  他们匆忙吃完早饭,对弗雷德和乔治说了再见,就从礼堂走回去了。他们经过斯莱特林院的桌子时,马尔福又假装了一次昏厥。哄笑声跟着哈利走进了前厅。从城堡到北塔楼很远。他们虽然已经在霍格沃茨待了两年,却仍然没有熟悉城堡的一切,他们以前从来没有到北塔楼里面去过。 
  “肯定—— 会—— 有—— 近路的。”罗恩喘息着说,此时他们正在爬第八层楼梯,来到一处陌生的平台,那里什么也没有,只在石墙上挂有一幅大画,画面上是一片草原。 
  “我想应该往这边走。”赫敏边说边往右边的那条通道张望着。
“不可能,”罗恩说,“这是南。看,从窗子外边可以看到湖的一角..”

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