日语学习网
第6章 鉤かぎ爪づめと茶の葉 (19)_ハリー・ポッターとアズカバンの囚人_ハリー・ポッター_日语阅读_日语学习网
日期:2024-10-24 10:29  点击:3338

下がってもいいと言われたほうがいいご褒美ほうびなのにと思いながらも、ハリーはゆっくりとヒッポグリフに近より、手を伸ばした。何度か嘴を撫でると、ヒッポグリフはそれを楽しむかのようにとろりと目を閉じた。

クラス全員が拍はく手しゅした。マルフォイ、クラッブ、ゴイルだけは、ひどくがっかりしたようだった。

「よーし、そんじゃ、ハリー、こいつはおまえさんを背中に乗せてくれると思うぞ」

これは計画外だった。箒ほうきならお手の物だが、ヒッポグリフがまったく同じなのかどうか自信がない。

「そっから、登れ。翼つばさのつけ根んとっからだ。羽を引っこ抜かねえよう気をつけろ。いやがるからな……」

ハリーはバックビークの翼のつけ根に足をかけ、背中に飛び乗った。バックビークが立ち上がった。いったいどこにつかまったらいいのかわからない。目の前は一面羽で覆われている。

「そーれ行け!」ハグリッドがヒッポグリフの尻をパシンと叩たたいた。

何の前触まえぶれもなしに、四メートルもの翼がハリーの左右で開き、羽撃はばたいた。ヒッポグリフが飛ひ翔しょうする前に、辛かろうじて首の周まわりにしがみつく間まがあった。箒とは大違いだ。どちらが好きか、ハリーにははっきりわかる。ヒッポグリフの翼はハリーの両りょう脇わきで羽撃き、快かい適てきとはいえなかったし、両りょう脚あしが翼に引っかかり、いまにも振り落とされるのではと冷や冷やだ。艶つややかな羽毛うもうで指が滑すべり、かといって、もっとぎゅっとつかむことなどとてもできない。ニンバス2000のあの滑なめらかな動きとは違う。尻が翼に合わせて上下するヒッポグリフの背中の上で、いまやハリーは前にゆらゆら、後ろにぐらぐらするばかりだ。

バックビークはハリーを乗せて放ほう牧ぼく場じょうの上空を一周すると、地上をめざした。ハリーはこの瞬しゅん間かんを恐れていた。バックビークの滑らかな首が下を向くと同時に、ハリーはのけ反るようにした。嘴の上を滑り落ちるのではないかと思った。やがて、前後ばらばらな四し肢しが、ドサッと着地する衝しょう撃げきが伝わってきた。ハリーはやっとのことで踏ふみ止とどまり、再び上体をまっすぐにした。

「よーくできた、ハリー!」

ハグリッドは大声を出し、マルフォイ、クラッブ、ゴイル以外の全員が歓かん声せいをあげた。

「よーしと。ほかにやってみたい者もんはおるか?」


  哈利感到要是不去拍,一件更好的礼物就要失去。他慢慢地向那怪兽走去,并且向它伸出手来,在它的喙上拍了好几下。那怪兽懒懒地闭上眼睛,好像很喜欢他这么拍。 
  全体同学鼓起掌来,但马尔福、克拉布和高尔除外,他们看上去很失望。 
  “好,哈利,”海格说,“我想它也许愿意让你骑它呢。” 
  这可是超出了哈利的愿望。他习惯骑飞天扫帚,但是他拿不准骑怪兽是不是跟骑扫帚一样。 
  “你从这里爬上去,正好在翅膀关节的后边,”海格说,“当心不要拉掉它的羽毛,它不喜欢你这样做..” 
  哈利把一只脚放在巴克比克的翅膀上,爬到它的背上。巴克比克站了起来。 
  哈利不知道该抓住哪里;他面前的每一块地方都罩上了羽毛。 
  “继续下去啊!”海格叫道,拍了拍这头怪兽的臀部。 
  事先没有警告,十二英尺长的双翼在哈利的两旁展开了;哈利在向上飞时及时抓住了怪兽的脖子。这和骑扫帚一点儿也不一样,哈利知道自己宁愿骑哪一种;怪兽的双翼在他两旁鼓动着,不停地碰着他的腿,令人不舒服,让他觉得好像就要掉下来了;滑亮的羽毛在他手指下面滑动,他不敢抓得很牢;怪兽的臀部随着双翼起落,哈利觉得自己前后颠簸,真不如光轮2000那种平滑的感觉舒服。 
  巴克比克载着他在围场上空飞了一圈,然后回到了地面;这一着正是哈利一直害怕的;那光滑的脖子低下去了,哈利向后靠去,觉得自己要从它的喙上滑下来了;然后,怪兽搭配不匀称的四条腿着了地,哈利感觉到一下沉重的撞击,好不容易才抓住了没掉下来。并且让自己再次直了直身子。 
  “干得好,哈利!”海格叫道,除了马尔福、克拉布和高尔以外,大家都欢呼起来。“好啦,谁还想试一试?” 


分享到:

顶部
11/29 12:32