ご主人様や蛇へびのうずくまる暖炉マットのほうへ行かなくてすむのなら、何だってやるとでもいうように、そろそろと、顔を歪ゆがめながら小男が進み出て椅子を回しはじめた。椅子の脚がマットに引っかかり、蛇が醜悪しゅうあくな三角の鎌かま首くびをもたげて微かすかにシューッと声を上げた。
そして、椅子がフランクのほうに向けられ、そこに座っているものをフランクは見た。杖つえがポロリと床に落ち、カタカタと音を立てた。フランクは口を開け、叫さけび声を上げた。あまりに大声で叫んだので、椅子に座っている何者かが杖を振り上げ何か言ったのも聞こえなかった。緑色の閃せん光こうが走り、音が迸ほとばしり、フランク・ブライスはグニャリとくずおれた。床に倒れる前にフランクは事こと切きれていた。
そこから三〇〇キロ離れた所で、一人の少年、ハリー・ポッターがハッと目を覚ました。
小个子男人愁眉苦脸,仿佛他最不愿做的事就是走近他的主人,走近那条蛇盘踞的地毯;他慢慢地走上前,开始转动扶手椅。椅腿撞在地毯上时,巨蛇昂起它丑陋的三角形脑袋,发出轻微的嘶嘶声。
现在,椅子面对着弗兰克了,他看见了里面坐着的是什么。拐杖啪哒一声掉在地上。他张开嘴,发出一声声凄厉的喊叫。他喊叫的声音太响了,没有听见椅子里那个家伙举起一根棍子时嘴里说了些什么,而且永远也不会听见了。一道绿光闪过,一阵嗖嗖的声音响起,弗兰克?布莱斯瘫倒在地。在倒地之前他就已经死了。两百英里之外,那个名叫哈利·波特的男孩猛地从梦中惊醒。