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第2章 傷痕 The Scar(6)
日期:2023-04-11 14:04  点击:322

そう、それこそハーマイオニーらしい忠告ちゅうこくだ。すぐホグワーツの校長のところに行くこと、その間に本で調べること。ハリーは窓から群ぐん青じょう色いろに塗ぬり込められた空を見つめた。この場合、本が役に立つとはとうてい思えなかった。ハリーの知るかぎり、ヴォルデモートの呪のろいほどのものを受けて生き残ったのは、自分一人だけだ。つまり、ハリーの症しょう状じょうが、「よくある魔ま法ほう病びょうと傷害しょうがい」に載のっているとはほとんど考えられない。校長先生に知らせるといっても、ダンブルドアが夏休みをどこで過ごしているのか、ハリーには見当もつかない。長い銀色の鬚ひげを蓄たくわえたダンブルドアが、例の踵かかとまで届く丈たけ長ながのローブを着て三さん角かく帽ぼう子しをかぶり、どこかのビーチに寝そべって、例の曲がった鼻に日焼けクリームを塗り込んでいる姿を一瞬いっしゅん想像して、ハリーはおかしくなった。ダンブルドアがどこにいようとも、ハリーのペットふくろうのヘドウィグはきっと見つけるに違いない。たとえ住所がわからなくても、ヘドウィグはいままで一度も手紙を届け損そこなったことはない。でも、何と書けばいいんだろう?

ダンブルドア先生

休きゅう暇か中ちゅうにお邪じゃ魔ましてすみません。でも今朝傷きず痕あとが疼うずいたのです。

さようなら

ハリー・ポッター

頭の中で考えただけでも、こんな文句はばかげている。

ハリーはもう一人の親友、ロン・ウィーズリーがどんな反応を示すか想像してみた。そばかすだらけの、鼻の高いロンの顔が、フゥーッと目の前に現れた。当とう惑わくした表情だ。

「傷が痛いって? だけど……だけど『例れいのあの人』がいま君のそばにいるわけないよ。そうだろ? だって……もしいるなら、君、わかるはずだろ? また君を殺そうとするはずだろ? ハリー、僕、わかんないけど、呪いの傷痕って、いつでも少しはズキズキするものなんじゃないかなぁ……パパに聞いてみるよ……」


没错,赫敏肯定会这样建议:赶紧去找霍格沃茨的校长,同时在一本书里查找答案。哈利凝望着窗外沉甸甸的深蓝色夜空。现在书本能够给他帮助吗?他感到怀疑。据他所知,经历了伏地魔那样的咒语而活下来的只有他一个人。因此,他不可能看到他的症状列举在《常见魔法病痛》里。那么要不要告诉校长呢?可是哈利压根儿就不知道邓布利多暑假去了哪里。哈利津津有味的幻想着有着一把银白胡子的邓布利多:穿着长长的巫师袍,戴着尖顶帽,躺在什么地方的海滩上,往自己长长的鹰钩鼻子上抹防晒油。不过哈利知道,邓布利多哪怕走到天涯海角,海德薇也有办法找到他。哈利的这只猫头鹰神通广大,还从来没有它送不到的信,即便没有地址也不要紧。问题是这封信怎么写呢?
    亲爱的邓布利多教授,很抱歉打扰你,可是我的伤疤今天早晨疼了起来。
                                            你忠实的哈利·波特
太荒唐了,这些话别说写下来,就是在脑子里想想都是可笑的。
接着,他又试着想象他另一个最要好的朋友罗恩?韦斯莱的反应。立刻,哈利眼前就浮现出罗恩的那一头红发,那一张鼻子长长的雀斑脸,脸上带着一种茫然困惑的表情。
    “你的伤疤疼?可是……可是,神秘人现在不可能接近你啊,是不是?我是说……你知道的,对吗?说不定他又要来害你了,会不会?我不知道,哈利,也许魔咒伤疤总是有点疼的……我去问问我爸……。”

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07/01 18:51