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第3章 招待状 The Invitation(5)
日期:2023-04-12 10:51  点击:287

「郵ゆう便びん配はい達たつは感づいたぞ」

おじさんが歯は噛がみをした。

「手紙がどこから来たのか、やけに知りたがっていたぞ、やつは。だから玄げん関かんのベルを鳴らしたのだ。『奇妙だ』と思ったらしい」

ハリーは何も言わなかった。ほかの人には、切手を貼りすぎたくらいでバーノンおじさんがなぜ目くじらを立てるのかがわからなかったろう。しかしずっと一いっ緒しょに暮らしてきたハリーには、いやと言うほどわかっていた。ほんのちょっとでもまともな範はん囲いからはずれると、この一家はピリピリするのだ。ウィーズリー夫人のような連中と関係があると誰かに感づかれることを(どんなに遠い関係でも)、ダーズリー一家はいちばん恐れていた。

バーノンおじさんはまだハリーを睨ねめつけていた。ハリーはなるべく感情を顔に表さないように努力した。何もばかなことを言わなければ、人生最高の楽しみが手に入るかもしれないのだ。バーノンおじさんが何か言うまで、ハリーは黙だまっていた。しかし、おじさんは睨にらみ続けるだけだった。ハリーのほうから沈ちん黙もくを破ることにした。

「それじゃ――僕、行ってもいいですか?」

バーノンおじさんのでっかい赤ら顔が、微かすかにビリリと震ふるえた。口くち髭ひげが逆さか立だった。口髭の陰で何が起こっているのか、ハリーにはわかる気がした。おじさんの最も根ね深ぶかい二種類の感情が対立して、激はげしく闘たたかっている。ハリーを行かせることは、ハリーを幸福にすることだ。この十三年間、おじさんはそれを躍やっ起きになって阻そ止ししてきた。しかし、夏休みの残りを、ハリーがウィーズリー家で過ごすことを許せば、期待したより二週間も早く厄やっ介かい払いができる。ハリーがこの家にいるのは、バーノンおじさんにとっておぞましいことだった。考える時間を稼かせぐために、という感じで、おじさんはウィーズリー夫人の手紙にもう一度視し線せんを落とした。



“邮差注意到了,”他咬着牙,声音从牙缝里挤出来,“他非常好奇,想知道这封信是从哪儿来的,所以他摁响了门铃。他大概觉得这件事有些古怪。”
哈利什么也没说。换了别人也许不理解,不就是多贴了几张邮票嘛,弗农姨父何至于这样大惊小怪呢。但哈利和德思礼一家共同生活了这么长时间,知道他们对哪怕稍微有点超出常规的事情都特别敏感。他们最担心的,就是有人发现他们跟韦斯莱夫人那样的人有联系(不管这种联系多么疏远)。
弗农姨父还在狠狠地瞪着哈利。哈利使劲装出一副傻乎乎的表情。只要他不做蠢事,不说傻话,他就有可能去参加百年难遇的重大赛事。他等着弗农姨父说点什么,可是姨父只是那样狠狠地瞪着他。哈利决定打破这种沉默。
“那么——我能去吗?”他问。
弗农姨父那张紫红色的大脸微微抽搐了一下,胡子一根根直立起来。哈利觉得自己仿佛能看到那胡子后面的脑瓜里在想什么:弗农姨父的两个最基本的直觉发生了冲突。让哈利去观看比赛会使哈利高兴,晕是十三年来弗农姨父坚决不愿意干的。另一方面允许哈利到韦斯莱家去过完暑假,就可以比原先盼望的早两个星期摆脱哈利,而弗农姨父是特别讨厌哈利待在自己家里的。弗农姨父大概是为了给自己一些思考的时间吧,又低头去看韦斯莱夫人的信。

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