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第3章 招待状 The Invitation(10)
日期:2023-04-12 10:59  点击:249

ハリーはメモ書きを小さく畳たたみ、豆ふくろうの脚に括くくりつけたが、興こう奮ふんしてピョンピョン飛び上がるものだから、結ぶのがひと苦労だった。メモがきっちり括りつけられると、豆ふくろうは出発した。窓からブーンと飛び出し、姿が見えなくなった。

ハリーはヘドウィグのところに行った。

「長なが旅たびできるかい?」

ヘドウィグは威い厳げんたっぷりにホーと鳴いた。

「これをシリウスに届けられるね?」ハリーは手紙を取り上げた。

「ちょっと待って……一ひと言こと書き加えるから」

羊皮紙をもう一度広げ、ハリーは急いで追つい伸しんを書いた。

僕に連れん絡らくしたいときは、これから夏休み中ずっと、友達のロン・ウィーズリーのところにいます。ロンのパパがクィディッチ・ワールドカップの切符を手に入れてくれたんだ!

書き終えた手紙を、ハリーはヘドウィグの脚に括りつけた。ヘドウィグはいつにも増してじっとしていた。本物の「郵ゆう便びん配はい達たつふくろう」がどう振ふる舞まうべきかを、ハリーにしっかり見せてやろうとしているようだった。

「君が戻るころ、僕、ロンのところにいるから。わかったね?」

ヘドウィグは愛情を込めてハリーの指を噛かみ、柔やわらかいシュッという羽は音おとをさせて大きな翼つばさを広げ、開け放った窓から高々と飛び立っていった。

ハリーはヘドウィグの姿が見えなくなるまで見送り、それからベッド下に這はい込んで、緩ゆるんだ床板をこじ開け、バースデー・ケーキの大きな塊かたまりを引っ張り出した。床に座ってそれを食べながら、ハリーは幸福感がひたひたと溢あふれてくるのを味わった。ハリーにはケーキがある。ダドリーにはグレープフルーツしかない。明るい夏の日だ。明日にはプリベット通りを離れる。傷きず痕あとはもう何ともない。それに、クィディッチ・ワールドカップを見にいくのだ。

いまは、何かを心配しろというほうが無理だ――たとえ、ヴォルデモート卿きょうのことだって。


他把信叠得很小很小,那只小猫头鹰兴奋地跳上跳下,哈利费了很大的劲儿才把信拴在它的腿上。信刚一拴好,猫头鹰就出发了。它嗖地从窗口飞了出去,一眨眼就消失了。
哈利转脸望着海德薇。
“你觉得能做一次长途飞行吗?”他问海德薇。
海德薇以一种高贵的姿态鸣叫了一声。
“你能替我把这封信送给小天狼星吗?”他说道,拿起他刚才写的那封信,“等一等……我还没有写完。”
他展开羊皮纸,又匆匆加了几句话。
    如果你想跟我联系,我将在我朋友罗恩·韦斯莱家过完暑假。他爸爸为我们弄到了魁地奇世界杯赛的票!
信写完了,哈利把它系在海德薇的腿上。海德薇一动不动,出奇地稳重,似乎打定主意要让哈利看看,一只真正的猫头鹰信使应该怎么做。
“你回来的时候,我在罗恩家,明白吗?”哈利对它说。
海德薇慈爱地轻轻咬了咬他的手指,然后展开巨大的翅膀,发出轻轻的嗖嗖声,轻盈地飞出了敞开的窗口。
哈利望着它消失在空中,回过身来钻到床底下,撬开那块松动的地板,掏出一大块生日蛋糕。他一屁股坐在地板上,大口吃了起来,尽情享受着满心涌动的喜悦。他有蛋糕吃,而达力除了葡萄柚什么都没有;这是一个晴朗明媚的夏日,他明天就要离开女贞路了,他的伤疤也完全恢复了正常,而且他还要去观看魁地奇世界杯赛。在这样的时刻,是很难为什么事情感到烦恼的——就连伏地魔也不能破坏他的喜悦。

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