家のいちばん上にロンの寝しん室しつがあり、ハリーが前に泊まったときとあまり変わってはいなかった。相変わらずロンの贔屓ひいきのクィディッチ・チーム、チャドリー・キャノンズのポスターが、壁かべと切きり妻づまの天井に貼はられ、飛び回ったり手を振ったりしているし、前にはカエルの卵が入っていた窓際の水すい槽そうには、とびきり大きなカエルが一匹入っていた。ロンの老ネズミ、スキャバーズはもうここにはいない。代わりに、プリベット通りのハリーに手紙を届けた灰色の豆ふくろうがいた。小さい鳥とり籠かごの中で、飛び上がったり飛び下りたり、興こう奮ふんしてさえずっている。
「静かにしろ、ピッグ」部屋に詰め込まれた四つのベッドのうち二つの間をすり抜けながら、ロンが言った。「フレッドとジョージがここで僕たちと一いっ緒しょなんだ。だって、二人の部屋はビルとチャーリーが使っているし、パーシーは仕事をしなくちゃならないからって自分の部屋を独ひとり占めしてるんだ」
「ねえ――どうしてこのふくろうのことピッグって呼ぶの?」ハリーがロンに聞いた。
「この子がばかなんですもの。ほんとはピッグウィジョンていう名前なの」ジニーが言った。
「ウン、名前はちっともばかじゃないんだけどね」ロンが皮ひ肉にくっぽく言った。
「ジニーがつけた名なんだ。かわいい名前だと思って」ロンがハリーに説明した。
「それで、僕は名前を変えようとしたんだけど、もう手て遅おくれで、こいつ、ほかの名前だと応こたえないんだ。それでピッグになったわけさ。ここに置いとかないと、エロールやヘルメスがうるさがるんだ。それを言うなら僕だってうるさいんだけど」
罗恩睡觉的那个顶楼房间和哈利上次来住的时候没什么差别:还是到处都贴着罗恩喜欢的魁地奇球队——查德里火焰队的海报,那些队员们在墙壁和倾斜的天花板上飞来飞去,不宵停地挥手致意。窗台上还是放着金鱼缸,里面原先养着蛙卵,现在却是一只大得吓人的青蛙。罗恩的那只老掉牙的老鼠斑斑不见了,取而代之的是那只到女贞路给哈利送信的灰色小猫头鹰。它在一只小笼子里跳上跳下,叽叽喳喳地叫个不停。
“闭嘴,小猪。”罗恩说着,侧身从两张床中间挤了过去,房间里一共放了四张床,挤得满满当当。“弗雷德和乔治也和我们一起住在这里,因为比尔和查理把他们的房间占了,”他对哈利说,“珀西硬要一个人占一个房间,因为他要工作。”
“对了——你为什么管那只猫头鹰叫小猪?”哈利问罗恩。
“因为它有点儿傻头傻脑,”金妮说,“原先的名字是朱薇琼。”
“是啊,那个名字倒是一点儿也不傻。”罗恩讽刺地说,“是金妮给它起的,”他对哈利解释道,“金妮觉得这名字特别可爱,我想把它换掉,已经来不及了,猫头鹰只认这个名字,叫它别的,它一概不理。所以现在它就成了小猪。埃罗尔和赫梅斯讨厌它,我只好把它养在这儿。说实在的,我也蛮讨厌它的。”