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第29章 夢 The Dream(14)
日期:2023-05-12 14:29  点击:308

教室から伸びる梯はし子ごのいちばん下まで降りたハリーは、しかし、医務室へは行かなかった。行くつもりははじめからなかった。また傷きず痕あとが痛んだらどうすべきか、シリウスが教えてくれていた。ハリーはそれに従うつもりだった。まっすぐにダンブルドアの校長室に行くのだ。夢に見たことを考えながら、ハリーは廊ろう下かをただ一いっ心しんに歩いた……プリベット通りで目が覚めたときの夢と同じように、こんどの夢も生なま々なましかった……ハリーは頭の中で夢の細かいところまで想おもい返し、忘れないようにした……ヴォルデモートがワームテールのしくじりを責せめているのを聞いた……しかし、ワシミミズクはいい知らせを持っていったのだ。へまは繕つくろわれ、誰かが死んだ……それで、ワームテールは蛇へびの餌え食じきにならずにすんだ……その代わり、僕が蛇の餌食になる……。

ダンブルドアの部屋への入口を守るガーゴイルの石像を、ハリーはうっかり通り過ぎてしまった。ハッとして、あたりを見回し、自分が何をしてしまったかに気づいて、ハリーは後戻りした。石像の前に立つと、ハリーは合言葉を知らなかったことを思い出した。

「レモン・キャンディー?」だめかな、と思いながら言ってみた。

ガーゴイルはピクリともしない。

「よーし」ハリーは石像を睨にらんだ。「梨なし飴あめ。えーと、杖つえ型がた甘かん草ぞう飴あめ。フィフィフィズビー。どんどん膨ふくらむドルーブルの風船ガム。バーティー・ボッツの百ひゃく味みビーンズ……あ、違ったかな。ダンブルドアはこれ、嫌いだったっけ? ……えーい、開いてくれよ。だめ?」

ハリーは怒った。

「どうしてもダンブルドアに会わなきゃならないんだ。緊急なんだ!」

ガーゴイルは不動の姿勢だ。

ハリーは石像を蹴け飛とばした。足の親指が死ぬほど痛かっただけだった。

「蛙かえるチョコレート!」ハリーは片足だけで立って、腹を立てながら叫さけんだ。

「砂さ糖とう羽は根ねペン! ゴキブリゴソゴソ豆まめ板いた!」

ガーゴイルに命が吹き込まれ、脇わきに飛び退のいた。ハリーは目をパチクリした。

「ゴキブリゴソゴソ豆板?」ハリーは驚いた。「冗談じょうだんのつもりだったのに……」


但是,哈利下了活梯之后并没有往校医院去。他根本没打算去那儿。小天狼星告诉他如果伤疤再疼应该怎么办。哈利决定照他说的去做,现在就去邓布利多的办公室。他穿过走廊,一面想着梦里的情景……它和女贞路的那个梦一样真切……他回忆所有的细节,努力使自己不要忘记……他听见伏地魔责备虫尾巴犯了错误……可是猫头鹰带来了好消息,过错得到了弥补,什么人死了……虫尾巴不会喂给蛇吃了……而他哈利将被用来喂蛇……
哈利只顾沉思,从邓布利多办公室入口处的石头怪兽旁边走过都没有注意。他愣了一下,回头一望,才发现走过了,便又返回来,停在怪兽跟前。这时他才想起他不知道口令。
“冰镇柠檬汁?”他试探地问道。
怪兽一动不动。
“好吧,”哈利瞪着它说,“梨子硬糖。呃——甘草魔杖。滋滋蜜蜂糖。吹宝超级泡泡糖。比比多味豆……噢,不对,邓布利多教授不喜欢这个……你开开门行不行?”他恼火地说,“我真的要见他,有要紧的事!”
怪兽还是纹丝不动。
哈利踢了它一脚,除了大脚趾钻心地疼之外,没起到任何效果。
“巧克力蛙!”他跳着脚气急败坏的嚷道,“糖羽毛笔!蟑螂堆!”
怪兽一下子活了,跳到一边。哈利愣住了。
“蟑螂堆?”他吃惊地说,“我只是说着玩儿的……”

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09/29 19:14