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第30章 ペンシーブ The Pensieve(2)
日期:2023-05-12 14:33  点击:259

「やあ、フォークス」ハリーが言った。

フォークスはダンブルドアの飼かっている不ふ死し鳥ちょうで、扉の脇わきの金の止まり木に止まっていた。白鳥ぐらいの大きさの、すばらしい真しん紅くと金こん色じきの羽を持った雄おすの不死鳥で、長い尾をシュッと振り、ハリーを見てやさしく目をパチクリした。

ハリーはダンブルドアの机の前の椅子に座った。しばらくの間、ハリーはただ座って、いま漏もれ聞いたことを考え、傷きず痕あとを指でなぞりながら、額がくの中でスヤスヤ眠る歴代の校長たちを眺ながめていた。もう痛みは止まっていた。

こうしてダンブルドアの部屋にいて、もうすぐダンブルドアに夢の話を聞いてもらえると思うと、ハリーはなぜかずっと落ち着いた気分になった。ハリーは机の後ろの壁かべを見上げた。継つぎはぎだらけの「組分け帽子」が棚たなに置いてある。その隣となりのガラスケースには、柄つかに大きなルビーをいくつかはめ込んだ、見事な銀の剣つるぎが収められている。二年生のとき、「組分け帽ぼう子し」の中からハリー自身が取り出した、あの剣だ。かつてこの剣は、ハリーの寮りょうの創始者、ゴドリック・グリフィンドールの持ち物だった。剣を見つめながら、ハリーは剣が助けにきてくれたときのことを、すべての望みが絶たれたと思ったあのときのことを思い出していた。すると、ガラスケースに銀色の光が反射し、踊おどるようにチラチラ揺ゆれているのに気づいた。ハリーは光の射さしてくるほうを見た。すると、ハリーの背はい後ごの黒い戸と棚だなから、一筋眩まばゆいばかりの銀色の光が射しているのが見えた。戸棚の戸がきっちり閉まっていなかったのだ。ハリーは戸と惑まどいながらフォークスを見た。それから立ち上がって、戸棚のところへ行って戸を開けた。


“你好,福克斯。”哈利说。
邓布利多教授的凤凰福克斯栖在门边的金色栖木上,个头有天鹅那么大,鲜红的和金色的羽毛光彩夺目。它摇动长长的尾羽,友善地朝哈利眨着眼睛。
哈利在邓布利多书桌前面的一把椅子上坐下。有那么几分钟,他坐在那里望着那些在镜框里打鼾的老校长们,想着他刚才听到的话,一边用手抚摸着他的伤疤,伤疤现在已经不疼了。
置身于邓布利多的办公室,而且知道马上就可以把那个梦告诉校长,哈利感觉平静多了。他朝桌子后面的墙上看去,那顶破旧的、打着补丁的分院帽搁在架子上。旁边一个玻璃匣子里放着一把银光闪闪的宝剑,剑柄上镶着大颗的红宝石。哈利认出这正是他二年级时从分院帽里抽出的那把宝剑。它曾经属于哈利他们学院的创始人戈德里克·格兰芬多。哈利凝视着它,想起当他感到一切都完了的时候,是这把剑救了他。忽然,他发现玻璃匣子有一片银光在闪烁。他回头寻找亮光的来源,发现身后一个黑柜子的门没有关好,里面透出了明亮的银光。哈利迟疑了一下,看了看福克斯,然后起身走过去,拉开了柜门。

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09/29 19:14