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第30章 ペンシーブ The Pensieve(6)
日期:2023-05-12 15:09  点击:319

ハリーは鎖の椅子に座らされた男を見下ろした。カルカロフだ。

ダンブルドアと違い、カルカロフはずっと若く見えた。髪かみもヤギ鬚ひげも黒々としている。滑なめらかな毛皮ではなく、ボロボロの薄うすいローブを着ている。震ふるえている。ハリーが見ているうちに、椅子の肘の鎖が急に金色に輝かがやき、くねくね這はい上がってカルカロフの腕に巻きつき、椅子に縛しばりつけた。

「イゴール・カルカロフ」ハリーの左手できびきびした声がした。

振り向くと、クラウチ氏がハリーの隣となりのベンチの真ん中で立ち上がっていた。髪は黒く、皺しわもずっと少なく、健康そうで冴さえていた。

「おまえは魔ま法ほう省しょうに証しょう拠こを提供するために、アズカバンからここに連れてこられた。おまえが、我々にとって重要な情報を提示すると理解している」

カルカロフは椅子にしっかり縛りつけられながらも、できるかぎり背筋を伸ばした。

「そのとおりです。閣かっ下か」恐怖にかられた声だったが、それでもそのねっとりした言い方には聞き覚えがあった。「わたしは魔法省のお役に立ちたいのです。手を貸したいのです――わたしは魔法省がやろうとしていることを知っております――闇やみの帝てい王おうの残党を一いち網もう打だ尽じんにしようとしていることを。わたしにできることでしたら、何でも喜んで……」

ベンチからザワザワと声が上がった。カルカロフに関心を持って品定めをする者もあれば、不信感を露あらわにする者もいた。そのとき、ダンブルドアの向こう隣から、聞き覚えのある唸うなり声が、はっきり聞こえた。

「汚いやつ」

ハリーはダンブルドアの向こう側を見ようと、身を乗り出した。マッド‐アイ・ムーディがそこに座っていた――ただし、姿すがた形かたちがいまとははっきりと違う。「魔法の目」はなく、両眼とも普通の目だ。激はげしい嫌けん悪おに目を細め、両眼でカルカロフを見下ろしている。


哈利朝椅子上的男人看去,原来是卡卡洛夫。
与邓布利多不同,卡卡洛夫看上去比现在年轻多了,头发和胡须还是黑的。他没有穿光滑的毛皮大衣,而是穿着又薄又破的长袍。他在发抖。就在哈利注视的当儿,椅子扶手上的锁链突然发出金光,然后像蛇一样缠到卡卡洛夫的胳膊上,把他绑在了那里。
“伊戈尔·卡卡洛夫。”哈利左边一个很唐突的声音说。哈利转过头,看见克劳奇先生在旁边那边长凳中间站了起来。克劳奇的头发是黑的,脸上的皱纹比现在少得多。他看上去精神抖擞,“你被从阿兹卡班带出来,要向魔法部作证。你告诉我们说,你有重要情报要向我们汇报。”
卡卡洛夫尽可能挺直身体,他被紧紧绑在椅子上。
“是的,先生,”尽管他的话音中充满恐惧,但哈利仍能听出那熟悉的油滑腔调,“我愿为魔法部效劳。我愿意提供帮助——我知道魔法部正在——搜捕黑魔头的余党。我愿意竭尽全力协助你们……”
哈利探头朝那边一看,是疯眼汉穆迪坐在那里——但他的外貌有一点儿很明显的不同。他还没有魔眼,只有一双普通的眼睛,这双眼睛正盯着卡卡洛夫。穆迪两眼眯缝起来了,带着强烈的厌恶。

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09/29 19:23