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第30章 ペンシーブ The Pensieve(10)
日期:2023-05-12 15:22  点击:312

「違う!」椅子に縛しばりつけられている鎖くさりを引っ張るようにもがきながら、カルカロフは叫んだ。「誓ってもいい! セブルス・スネイプは『死し喰くい人びと』だ!」

ダンブルドアが立ち上がった。

「この件に関しては、わしがすでに証明しておる」静かな口調だ。「セブルス・スネイプはたしかに『死喰い人』ではあったが、ヴォルデモートの失脚しっきゃくより前にわれらの側に戻り、自みずから大きな危険を冒おかしてわれわれの密みっ偵ていになってくれたのじゃ。わしが『死し喰くい人びと』ではないと同じように、いまやスネイプも『死喰い人』ではないぞ」

ハリーはマッド‐アイ・ムーディを振り返った。ムーディはダンブルドアの背はい後ごで、はなはだしく疑わしいという顔をしている。

「よろしい、カルカロフ」クラウチが冷たく言った。「おまえは役に立ってくれた。おまえの件は検討しておこう。その間、アズカバンに戻っておれ……」

クラウチ氏の声がだんだん遠ざかっていった。ハリーは周りを見回した。地ち下か牢ろうが、煙でできているかのように消えかかっていた。すべてがぼんやりしてきて、自分の体しか見えなかった。あたりは渦うず巻まく暗くら闇やみ……。

そして、地下牢がまた戻ってきた。ハリーは別の席に座っていた。やはりいちばん上のベンチだが、こんどはクラウチ氏の左ひだり隣どなりだった。雰ふん囲い気きががらりと変わり、リラックスして楽しげでさえあった。壁かべに沿ってぐるりと座っている魔法使いたちは、何かスポーツの観戦でもするように、ペチャクチャしゃべっている。ハリーの向かい側のベンチで、ちょうど中間くらいの高さのところにいる魔女が、ハリーの目をとらえた。短い金きん髪ぱつに、赤あか紫むらさき色いろのローブを着て、黄緑色の羽根ペンの先を舐なめている。間違いなく、若いころのリータ・スキーターだ。ハリーは周りを見回した。ダンブルドアが、前とは違うローブを着て、また隣に座っていた。クラウチ氏は前より疲れて見え、なぜか前よりやつれ、より酷き薄びしい顔つきに見える……。そうか、これは違う記憶なんだ。違う日の……違う裁判だ。


邓布利多站了起来。
“我已经就此事作过证了,”他平静地说,“西弗勒斯·斯内普确实曾经是一个食死徒。可他在伏地魔垮台之前就投向了我们一边,冒着很大的危险为我们做间谍。他现在和你我一样,不再是个食死徒了。”
哈利看看邓布利多身后的疯眼汉穆迪。穆迪脸上带着深深的怀疑。
“很好,卡卡洛夫,”克劳奇冷冷地说,“你协助了我们的工作。我将重新审查你的案子,你先回阿兹卡班……”
克劳奇的声音远去了。哈利环顾左右,地牢正在像烟雾一样消散,所有的东西都渐渐隐去,他只能看见自己的身体——其他一切都变成了旋转的黑暗……
然后,地牢又出现了。哈利坐在了另外一个位子,仍然是最高的那排长凳,但现在他是在克劳奇先生的左边了。气氛似乎与刚才大不相同:十分轻松,甚至是愉快的。四面的巫师都在相互交谈,好像是在观看体育比赛似的。哈利注意到了对面中排的一个女巫,金色的短发,穿一件洋红色长袍,吮着一支刺眼的绿色鹅毛笔的笔尖。毫无疑问,这是年轻一点儿的丽塔·斯基特。哈利朝两边望望,邓布利多还是坐在他身旁,换了一件长袍。克劳奇先生看上去比刚才疲倦,还显得有些凶狠,有些憔悴……哈利明白了。这是另一段回忆,另外一天……另一次审讯。

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