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第30章 ペンシーブ The Pensieve(16)
日期:2023-05-12 15:30  点击:298

ダンブルドアはローブから杖つえを取り出し、その先端を、こめかみのあたりの銀色の髪かみに当てた。杖をそこから離すと、髪の毛がくっついているように見えた――しかし、よく見ると、それは、「憂いの篩」を満たしていると同じ白っぽい銀色の不思議な物質が、糸状になって光っているのだった。ダンブルドアは、水盆に新しい「憂い」を加えたのだ。驚おどろいたことに、ハリーの顔が水盆の表面に浮かんでいた。

ダンブルドアは、長い両手でペンシーブの両端りょうはしを持ち、篩ふるった。ちょうど、砂金掘りが砂金を篩い分けるような仕し種ぐさだ……ハリーの顔が、いつのまにかスネイプの顔になり、口を開いて、天井に向かって話し出した。声が少し反響はんきょうしている。

「あれが戻ってきています……カルカロフのもです……これまでよりずっと強く、はっきりと……」

「篩の力を借りずとも、わしが自分で結びつけられたじゃろう」ダンブルドアがため息をついた。「しかし、それはそれでよい」

ダンブルドアは半はん月げつメガネの上から、ハリーをじっと見た。ハリーは口をあんぐり開けて、水盆の中で回り続けるスネイプの顔を見ていた。

「ファッジ大だい臣じんが会合に見えられたとき、ちょうどペンシーブを使っておっての。急いで片づけたのじゃ。どうも戸と棚だなの戸をしっかり閉めなかったようじゃ。当然、君の注意を引いてしまったことじゃろう」

「ごめんなさい」ハリーが口ごもった。

ダンブルドアは首を振った。

「好奇心は罪ではない。しかし、好奇心は慎重しんちょうに使わんとな……まことに、そうなのじゃよ……」


邓布利多从袍子里抽出魔杖,把杖尖插进他的银发里,靠近太阳穴。当他拔出魔杖时,杖尖上好像粘了一些发丝——但哈利随即发现那其实是一小缕和盆中一样的银白色物质。邓布利多把这一点新思想加到盆里,哈利吃惊地看到了他自己的面孔在盆里浮动着。邓布利多用修长的双手捧住冥想盆,转动着它,像淘金者转动沙盘一样……哈利看到他自己的脸渐渐化成了斯内普的脸。斯内普张开嘴,朝天花板说起话来,还带着一点儿回声。
“它回来了……卡卡洛夫的也是……比以前任何时候更明显、更清楚……”
“我无需帮助也能发现这之间的联系,”邓布利多叹道,“不过没关系。”他从半月形的镜片的上方凝视着哈利。哈利正目瞪口呆地望着斯内普的脸在盆里继续旋转。“福吉先生来时我正在使用冥想盆,我匆忙把它收了起来,想必是没有把柜门关严,它自然会引起你的注意。”
“对不起。”哈利嗫嚅地说。
邓布利多摇了摇头。“好奇心不是罪过,”他说,“但我们在好奇的时候应当小心……真的……”

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