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第31章 第三の課題 The Third Task(14)
日期:2023-05-15 10:44  点击:324

五分後に、スタンドに人が入りはじめた。何百人という生徒が次々に着席し、あたりは興こう奮ふんした声と、ドヤドヤと大勢の足音で満たされた。空はいまや澄すんだ濃のう紺こんに変わり、一番星が瞬またたきはじめた。ハグリッド、ムーディ先生、マクゴナガル先生、フリットウィック先生が競技場に入場し、バグマンと選手のところへやってきた。全員、大きな赤く光る星を帽ぼう子しに着けていたが、ハグリッドだけは、厚手木綿モールスキンのチョッキの背に着けていた。

「私わたくしたちが迷路の外側を巡回しています」マクゴナガル先生が代表選手に言った。「何か危険に巻き込まれて、助けを求めたいときには、空中に赤い火花を打ち上げなさい。私わたくしたちのうち誰かが救出します。おわかりですか?」

代表選手たちが頷うなずいた。

「では、持ち場についてください!」バグマンが元気よく四人の巡回者に号令した。

「がんばれよ、ハリー」ハグリッドが囁ささやいた。そして四人は、迷路のどこかの持ち場につくため、バラバラな方向へと歩き出した。バグマンが杖つえを喉のど元もとに当て、「ソノーラス! 響ひびけ!」と唱となえると、魔法で拡大された声がスタンドに響ひびき渡った。

「紳士、淑女のみなさん。第三の課題、そして、三大魔法学校対抗試合最後の課題がまもなく始まります! 現在の得点状況をもう一度お知らせしましょう。同点一位、得点85点――セドリック・ディゴリー君とハリー・ポッター君。両名ともホグワーツ校!」

大だい歓かん声せいと拍手に驚き、禁じられた森の鳥たちが暮れなずむ空にバタバタと飛び上がった。

「三位、80点――ビクトール・クラム君。ダームストラング専門学校!」

また拍手が湧わいた。

「そして、四位――フラー・デラクール嬢じょう、ボーバトン・アカデミー!」

ウィーズリーおばさんとビル、ロン、ハーマイオニーが、観客席の中ほどの段でフラーに礼れい儀ぎ正しく拍手を送っているのが、辛かろうじて見えた。ハリーが手を振ると、四人がニッコリと手を振り返した。

「では……ホイッスルが鳴ったら、ハリーとセドリック!」バグマンが言った。

「いち――に――さん――」


五分钟后,看台上开始进人。数百名学生鱼贯入座,空气中充满了兴奋的话语声和杂沓的脚步声。天空现在是澄澈的深蓝色,星星开始出现。海格、穆迪教授、麦格教授和弗立维教授走进运动场,向巴格曼和几位勇士走来。他们帽子上都缀有闪光的大红星星,只有海格除外,他的红星在厚绒布背心的背后。
“我们将在迷宫外面巡逻,”麦格教授对勇士们说,“如果遇到困难,想得到救援,就朝天发射红色火花,我们会有人来帮你,听明白了吗?”
勇士们一起点头。
“好,你们去吧!”巴格曼愉快地对四位巡逻队员说。
“祝你好运,哈利。”海格悄声说。四个人朝不同方向走开,分布到迷宫周围。这时巴格曼用魔杖指着自己的喉咙,念了声“声音洪亮”,于是他那经过魔法放大的声音便在看台上回响起来。
“女士们,先生们,三强争霸赛的最后一项比赛就要开始了!我来报一下目前的比分!塞德里克·迪戈里和哈利·波特——85分,并列第一,霍格沃茨学校!”掌声和欢呼声把禁林的鸟儿惊飞到渐渐暗下来的夜空中。“威克多尔·克鲁姆——80分,第二名,德姆斯特朗学院!”又是一阵掌声。“芙蓉·德拉库尔——第三名,布斯巴顿学院!”
哈利能辨认出韦斯莱夫人、比尔、罗恩和赫敏在看台中排礼貌地为芙蓉鼓掌。他朝他们挥挥手,他们也笑着朝他挥手。
“现在……哈利和塞德里克,听我的哨声!”巴格曼说,“三——二—— — ——”

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