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第31章 第三の課題 The Third Task(15)
日期:2023-05-15 10:58  点击:263

バグマンがピッと笛を鳴らした。ハリーとセドリックが急いで迷めい路ろに入った。

聳そびえるような生いけ垣がきが、通路に黒い影を落としていた。高く分厚い生垣のせいか、魔法がかけられているからなのか、いったん迷路に入ると、周りの観衆の音はまったく聞こえなくなった。ハリーはまた水の中にいるような気がしたほどだ。杖つえを取り出し、「ルーモス! 光よ!」と呟つぶやくと、セドリックもハリーの後ろで同じことを呟いているのが聞こえてきた。

五十メートルも進むと、分かれ道に出た。二人は顔を見合わせた。

「じゃあね」ハリーはそう言うと左の道に入った。セドリックは右を採った。

ハリーは、バグマンが二度目のホイッスルを鳴らす音を聞いた。クラムが迷路に入ったのだ。ハリーは速度を上げた。ハリーの選んだ道には、まったく何もいないようだった。右に曲がり、急ぎ足で、杖を頭上に高く掲かかげ、なるべく先のほうが見えるようにして歩いた。しかし、見えるものは何もない。

遠くで、バグマンのホイッスルが鳴った。これで代表選手全員が迷路に入ったことになる。

ハリーはしょっちゅう後ろを振り返った。またしても誰かに見られているような、あの感覚に襲おそわれていた。空がだんだん群ぐん青じょう色いろになり、迷路は刻こく一いっ刻こくと暗くなってきた。ハリーは二つ目の分かれ道に出た。

「方角示せ!」ハリーは杖を手のひらに平らに載のせて呟つぶやいた。

杖はくるりと一回転し、右を示した。そこは生垣が密みっ生せいしている。そっちが北だ。迷路の中心に行くには、北西の方角に進む必要があるということはわかっている。いちばんよいのは、ここで左の道を行き、なるべく早く右に折れることだ。


随着一声短促的哨音,哈利和塞德里克急忙奔进了迷宫。
高高的树篱在小径上投下了乌黑的影子,不知是由于树篱又高又密呢,还是因为施了魔法的缘故,他们一进入迷宫,观众的声音就听不见了。哈利几乎感到自己又像到了水底。他抽出魔杖,念道:“荧光闪烁。”他听见身后的塞德里克也这么做了。
走了约莫五十米之后,他们来到一个岔路口,两人对视了一下。
“再见。”哈利说完,就走上了左边那条路,塞德里克走了右边那条。
哈利听到巴格曼的哨子又响了一声,克鲁姆进迷宫了。哈利加快脚步。他选的这条路上似乎什么也没有。他向右一拐,匆匆往前走,一只手高举着魔杖,想尽量看得远一点儿,但还是什么也看不到。
远处传来巴格曼的第三声哨响,几句勇士全都在迷宫里了。
哈利不断朝身后看。他仿佛又觉得有人在暗中注视着他。迷宫里每一分钟都在变暗,头上的天空变成了黛青色。他来到了第二个岔路口。
“给我指路。”他把魔杖平托在手掌上,轻声对它说。
魔杖旋转了一下,指定了他右边密实的树篱。那儿是北,他知道去迷宫中心要朝西北方向走。最好的办法是走左边那条路,然后尽快往右拐。

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