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第31章 第三の課題 The Third Task(19)
日期:2023-05-15 11:02  点击:247

ハリーは左の道を採った。行き止まりだった。右の道もまたそうだった。心臓をドキドキさせながら、ハリーは自分自身を押し止とどめ、もう一度「四し方ほう位い呪じゅ文もん」を使った。そして元来た道を戻り、北西に向かう道を選んだ。

新しい道を急ぎ足で数分歩いたとき、その道と平行に走る道で何かが聞こえ、ハリーはぴたりと足を止めた。

「何をする気だ?」セドリックが叫んでいる。「いったい何をする気なんだ?」

それからクラムの声が聞こえた。

「クルーシオ! 苦しめ!」

突然、セドリックの悲ひ鳴めいがあたりに響ひびき渡った。ハリーはぞっとした。何とかセドリックのほうに行く道を見つけようと、前方に向かって走った。しかし、見つからない。ハリーはもう一度「粉こな々ごな呪じゅ文もん」を使った。あまり効き目はなかったが、それでも生いけ垣がきに小さな焼け焦げ穴が開いた。ハリーはそこに足を突っ込み、うっそうと絡からみ合った茨いばらや小枝を蹴けって、その穴を大きくした。ローブが破れたが、無理やりその穴を通り抜け、右側を見ると、セドリックが地面でのた打ち回っていた。クラムが覆おおいかぶさるように立っている。

ハリーは体たい勢せいを立て直し、クラムに杖つえを向けた。そのときクラムが目を上げ、背を向けて走り出した。

「ステューピファイ! 麻ま痺ひせよ!」ハリーが叫んだ。

呪文はクラムの背中に当たった。クラムはその場でぴたりと止まり、芝しば生ふの上にうつ伏せに倒れ、ピクリとも動かなくなった。ハリーはセドリックのところへ駆かけつけた。もう痙けい攣れんは止まっていたが、両手で顔を覆い、ハァハァ息を弾はずませながら横たわっていた。

「大丈夫か?」ハリーはセドリックの腕をつかみ、大声で聞いた。

「ああ」セドリックが喘あえぎながら言った。


他走了左边一条路,是个死胡同,走上右边一条路,又是死胡同。他只好停下来,心咚咚地跳着。他又用了一下定向咒,返回去选了一条往西北方向去的路。
在新路上走了几分钟,他突然停住了脚步,旁边一条路上传来了声音。
“你要干什么?”塞德里克的声音说,“你到底想干什么?”
然后哈利听见了克鲁姆的声音。
“钻心剜骨!”
空气中顿时充满了塞德里克的尖叫。哈利惊恐万分,在他的路上狂跑起来,试图找个缺口钻过去,但没有找到,他就又试着念了一次粉碎咒。并不十分有效,但总算在树篱上烧了一个小洞。哈利把腿插进洞里,使劲蹬踹着茂密的荆棘和树枝,终于踢开了一个豁口,然后奋力钻过去,袍子都撕破了。他朝右面一看,只见塞德里克倒在地上抽搐着,克鲁姆正在俯视着他。
哈利爬起身来,用魔杖指住克鲁姆。克鲁姆抬头看见了,转身撒腿就跑。
“昏昏倒地!”哈利喊道。
咒语击中了克鲁姆的后背。他猝然停住,朝前一扑,脸朝下趴在草地上不动了。哈利冲到塞德里克身边。他已停止了抽搐,躺在那儿喘气,两只手捂着脸。
“没事吧?”哈利抓住塞德里克的胳膊沙哑地问。
“没事,”塞德里克喘着气说,“没事……我不能相信……他偷偷走到我身后……我听见了,转身一看,他用魔杖指着我……”
塞德里克站了起来,身体还在发抖。他们看着地上的克鲁姆。

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