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第31章 第三の課題 The Third Task(21)
日期:2023-05-15 11:04  点击:262

ハリーは「四し方ほう位い呪じゅ文もん」を使って、正しい方向を確かめながら進んだ。勝負はハリーかセドリックに絞しぼられた。優ゆう勝しょう杯はいに先にたどり着きたいという思いが、いままでになく強く燃え上がった。しかし、ハリーはたったいま目もく撃げきしたクラムの行動が信じられなかった。「許ゆるされざる呪じゅ文もん」を同類であるヒトに使うことは、アズカバンでの終身刑に値すると、ムーディに教わった。クラムはそこまでして三さん校こう対たい抗こう優勝杯がほしいと思うはずがない……ハリーは足を速めた。

ときどき袋小路にぶつかったが、だんだん闇やみが濃こくなることから、ハリーは迷めい路ろの中心に近づいているとはっきり感じた。長いまっすぐな道を、ハリーは勢いよくずんずん歩いた。すると、また何か蠢うごめくものが見えた。杖つえ灯あかりに照らし出されたのは、とてつもない生き物だった。「怪かい物ぶつ的てきな怪物の本」で、絵だけでしか見たことのない生き物だ。

スフィンクスだ。巨大なライオンの胴体、見事な爪つめを持つ四し肢し、長い黄色味を帯びた尾の先は茶色の房になっている。しかし、頭部は女性だった。ハリーが近づくと、スフィンクスは切れ長のアーモンド形の目を向けた。ハリーは戸と惑まどいながら杖を上げた。スフィンクスは伏せて飛びかかろうという姿勢ではなく、左右に往いったり来たりしてハリーの行く手を塞ふさいでいた。

スフィンクスが、深いしわがれた声で話しかけた。

「おまえはゴールのすぐ近くにいる。いちばんの近道はわたしを通り越していく道だ」

「それじゃ……それじゃ、どうか、道を空あけてくれませんか?」答えはわかっていたが、それでもハリーは言ってみた。

「だめだ」スフィンクスは往いったり来たりをやめない。「通りたければ、わたしの謎なぞ々なぞに答えるのだ。一度で正しく答えれば――通してあげよう。答えを間違えば――おまえを襲おそう。黙もくして答えなければ――わたしのところから返してあげよう。無む傷きずで」

ハリーは胃袋がガクガクと数段落ち込むような気がした。こういうのが得意なのはハーマイオニーだ。僕じゃない。ハリーは勝算を計った。謎が難しければ黙だまっていよう。無傷で帰れる。そして、中心部への別なルートを探そう。


哈利继续向前走,不时用定向咒确定方向是否正确。现在是他和塞德里克两人的较量了。他夺取奖杯的愿望比以往任何时候都强烈,但他不能相信克鲁姆竟然能做出那样的事情。穆迪告诉他们,对人使用不可饶恕咒,意味着要在阿兹卡班终身监禁。难道克鲁姆就那么想得到三强杯吗……哈利加快了脚步。
他发现自己总是走进死胡同,但越来越浓的黑暗使他确信他正在接近迷宫的中心。然后,当他走在一条又长又直的小路上时,又发现了动静,魔杖的光照在一个无比奇异的怪物身上,他只在《妖怪们的妖怪书》中见过它的图片。
是斯芬克斯。它的身体像一头大得吓人的狮子:巨大的脚爪、黄色的长尾,尾尖有一丛毛。但它却长着一个女人的脑袋。哈利走近时,她把长长的杏仁眼转向他。他举起了魔杖,犹豫不决。她并没有蹲下身子准备扑上来,而只是走来走去挡他的去路。然后她说话了,声音低沉而嘶哑。
“你已经很接近你的目标了。最快的办法是从我这里过去。”
“那……那能不能请你让一让?”哈利说,他知道回答是什么。
“不行,”她继续走来走去,“除非你能答出我的谜语。一次猜中——我就让你过去。没猜中——我就会扑上去。不回答——我就让你走开,不伤害你。”
哈利的心沉了几沉。这是赫敏的拿手好戏,但不是他的。他权衡了一下,如果谜语太难,他可以不回答,斯芬克斯不会伤害他,他可以另外再找一条通往迷宫中心的路。

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