日语学习网
第31章 第三の課題 The Third Task(23)
日期:2023-05-15 11:22  点击:312

もうすぐそこに違いない。そうに違いない……杖つえの方位が、この道はぴったり合っていることを示している。何か恐ろしい物にさえ出会わなければ、勝つチャンスはある……。

分かれ道に出た。道を選ばなければならない。

「方角示せ!」ハリーがまた杖に囁ささやくと、杖はくるりと回って右手の道を示した。ハリーがその道を大急ぎで進むと、前方に明かりが見えた。

三さん校こう対たい抗こう試合じあい優ゆう勝しょう杯はいが百メートルほど先の台座で輝かがやいている。ハリーが駆かけ出したそのとき、黒い影がハリーの行く手に飛び出した。セドリックが、優勝杯目指して全速力で走っていた。セドリックが先にあそこに着くだろう。ハリーは絶対に追いつけるはずがない。セドリックのほうがずっと背が高いし、足も長い――。

そのときハリーは、何か巨大なものが、左手の生いけ垣がきの上にいるのを見つけた。ハリーの行く手と交差する道に沿って、急速に動いている。あまりにも速い。このままではセドリックが衝突しょうとつする。セドリックは優勝杯だけを見ているので、それに気づいていない――。

「セドリック!」ハリーが叫さけんだ。「左を見て!」

セドリックが左のほうを見、間かん一いっ髪ぱつで身を翻ひるがえし、衝突を避さけた。しかし、慌あわてて足がもつれ、転んだ。ハリーはセドリックの杖が手を離れて飛ぶのを見た。同時に、巨大な蜘蛛が行く手の道に現れ、セドリックにのしかかろうとした。

「ステューピファイ! 麻ま痺ひせよ!」ハリーが叫んだ。呪じゅ文もんは毛むくじゃらの黒い巨体を直撃ちょくげきしたが、せいぜい小石を投げつけたくらいの効果しかなかった。蜘蛛はぐいと身を引き、ガサガサと向きを変えて、こんどはハリーに向かってきた。

「ステューピファイ! 麻痺せよ! インペディメンタ! 妨ぼう害がいせよ! 麻痺せよ!」

何の効き目もない――蜘蛛が大きすぎるせいか、魔力が強いせいか、呪文をかけても蜘蛛を怒らせるばかりだ――。ギラギラした恐ろしい八つの黒い目と、剃かみ刀そりのようなハサミがちらりと見えた次の瞬間しゅんかん、蜘く蛛もはハリーに覆おおいかぶさっていた。


一定很近了,一定……魔杖告诉他方向完全正确,只要不遇到什么太可怕的事情,他也许有机会……
哈利撒腿跑了起来,前面是个岔路口。“给我指路!”他又对魔杖说,魔杖转了一下,指向右边的一条路。他沿着这条路跑去,前面看到了亮光。
三强杯在一百米开外的底座上闪烁着诱人的光芒。突然一个黑影冲到了他前面的路上。
塞德里克抢了先,他正在全速朝奖杯冲刺。哈利知道自己怎么也追不上了。塞德里克比他高得多,腿比他长——
接着哈利看见左边的树篱外有一个巨大的东西,正在一条交叉的路上快速向这边移动,塞德里克眼看就要撞到它身上,可塞德里克两眼只顾盯着奖杯,根本没看见——
“塞德里克!”哈利大喊,“当心左边!”
塞德里克扭头看见了,急忙一闪,避免了与那个东西撞在一起,但是动作太猛,他摔倒了。哈利看到塞德里克的魔杖飞了出去,一只硕大无比的蜘蛛爬过来,俯向塞德里克压去。
“昏昏倒地!”哈利喊道,咒语击中了蜘蛛那庞大的、乌黑多毛的身体,但不过像是朝它扔了一块石头。蜘蛛抽搐了一下,迅疾转身朝哈利冲过来。
“昏昏倒地!障碍重重!昏昏倒地!”
没有用——可能是蜘蛛太大,或是它的魔力太强了,咒语对它不起作用,反而更加激怒了它。哈利恐惧地看见了八只闪光的黑眼睛和锋利的钳子,蜘蛛已经扑到他身上了。

分享到:

顶部
09/29 15:34