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第31章 第三の課題 The Third Task(25)
日期:2023-05-15 11:23  点击:308

「君が取れよ。君が優勝するべきだ。迷めい路ろの中で、君は僕を二度も救ってくれた」

「そういうルールじゃない」ハリーはそう言いながら腹が立った。足がひどく痛む。蜘蛛を振り払おうと戦って、体中がズキズキする。こんなに努力したのに、セドリックが僕より一足早かった。チョウをダンスパーティに誘ったときにハリーを出し抜いたと同じだ。

「優勝杯に先に到着とうちゃくした者が得点するんだ。君だ。僕、こんな足じゃ、どんなに走ったって勝てっこない」

セドリックは首を振りながら、優勝杯から離れ、「失神」させられている大蜘蛛のほうに二、三歩近づいた。

「できない」

「かっこつけるな」ハリーは焦じれったそうに言った。「取れよ。そして二人ともここから出るんだ」

セドリックは生いけ垣がきにしがみついてやっと体を支えているハリーをじっと見た。

「君はドラゴンのことを教えてくれた」セドリックが言った。「あのとき前もって知らなかったら、僕は第一の課題でもう落らく伍ごしていたろう」

「あれは、僕も人に助けてもらったんだ」ハリーは血だらけの足をローブで拭ぬぐおうとしながら、素そっ気けなく言った。「君も卵のことで助けてくれた――あいこだよ」

「卵のことは、僕もはじめから人に助けてもらったんだ」

「それでもあいこだ」

ハリーはそーっと足を試しながら言った。体重をその足にかけると、ぐらぐらした。蜘く蛛もに取り落とされたときに挫くじいてしまったのだ。

「第二の課題のとき、君はもっと高い点を取るべきだった」セドリックは頑固だった。「君は人質全員が助かるようにあとに残った。僕もそうするべきだった」

「僕だけがバカだから、あの歌を本気にしたんだ!」ハリーは苦にが々にがしげに言った。「いいから優ゆう勝しょう杯はいを取れよ!」

「できない」セドリックが言った。

セドリックはもつれた蜘蛛の脚を跨またいでハリーのところにやってきた。ハリーはまじまじとセドリックを見つめた。セドリックは本気なんだ。ハッフルパフがこの何百年間も手にしたことのないような栄光から身を引こうとしている。


“你拿吧,你应该赢的。你两次救了我的命。”
“规则不是这样。”哈利说。他感到恼火,他的腿疼得厉害,为了甩掉蜘蛛,他现在浑身都疼,在那么多努力之后,却又败给了塞德里克,就像那次请秋跳舞一样。“谁先到谁得分,是你先到。我说的是真的,我这条腿可没法赛跑。”
塞德里克朝昏倒的蜘蛛走了几步,离奖杯远了一些。他摇了摇头。
“不。”
“别发扬风格了,”哈利不耐烦地说,“快拿吧,拿了我们好出去。”
塞德里克看见哈利紧紧抓住树篱,好让自己站稳。
“你告诉我有火龙,”塞德里克说,“要不是你事先提醒,我在第一个项目上就被淘汰了。”
“那是我先得到了帮助,”哈利急躁地说,一边试图用袍子把腿上的血擦干,“你告诉了我金蛋的秘密——我们扯平了。”
“也是有人先帮助我的。”塞德里克说。
“我们还是扯平了。”哈利小心翼翼地试探着自己的伤腿,刚把重量压上去,这条腿就剧烈地颤抖起来,他被蜘蛛扔下来时扭伤了脚踝。
“你第二个项目的得分应该更高一点儿,”塞德里克执拗地说,“你留在后面救出了所有的人质。我也应该那样做的。”
“只有我傻里傻气,把那首歌当真了!”哈利没好气地说,“快拿奖杯吧!”
“不。”塞德里克说。
他跨过纠结的蜘蛛腿走到哈利身边。哈利瞪着他。塞德里克是认真的。他是在放弃赫奇帕奇学院数百年来未曾得到过的荣誉。

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09/29 15:23