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第32章 骨肉そして血 Flesh, Blood and Bone(4)
日期:2023-05-16 14:21  点击:281

セドリックの亡なき骸がらが五、六メートルほど先に横たわっている。そこから少し離れて優ゆう勝しょう杯はいが星明かりを受けて冷たく光りながら転がっていた。ハリーの杖はセドリックの足下に落ちている。ハリーが赤ん坊だと思ったローブの包みは、墓のすぐ前にあった。包みはじれったそうに動いているようだ。包みを見つめると、ハリーの傷痕が再び焼けるように痛んだ……そのとき、ハリーははっと気づいた。包みの中身は見たくない……包みは開けないでくれ。

足あし下もとで音がした。見下ろすと、ハリーが縛しばりつけられている墓石を包囲するように、巨大な蛇へびが草むらを這はいずり回っている。ワームテールのゼイゼイという荒い息いき遣づかいがまたいちだんと大きくなってきた。何か重いものを押し動かしているようだ。やがてワームテールがハリーの視野の中に入ってきた。石の大おお鍋なべを押して、墓の前まで運んでいた。何か水のようなものでなみなみと満たされている――ピシャピシャと撥はねる音が聞こえた――ハリーがこれまで使ったどの鍋よりも大きい。巨大な石いし鍋なべの胴は大人おとな一人が十分、中に座れるほどの大きさだ。

地上に置かれた包みは、何かが中から出たがっているように、ますます絶え間なくもぞもぞと動いていた。ワームテールは、こんどは鍋の底のところで杖つえを使い、忙いそがしく動いていた。突然パチパチと鍋底に火が燃え上がった。大だい蛇じゃはズルズルと暗くら闇やみに消えていった。

鍋の中の液体はすぐに熱くなった。表面がボコボコ沸ふっ騰とうしはじめたばかりでなく、それ自身が燃えているかのように火の粉が散りはじめた。湯気が濃こくなり、火加減を見るワームテールの輪りん郭かくがぼやけた。包みの中の動きがますます激はげしくなった。ハリーの耳に、再びあの甲かん高だかい冷たい声が聞こえた。

「急げ!」

いまや液面全体が火花で眩まばゆいばかりだった。ダイヤモンドをちりばめてあるかのようだ。

「準備ができました。ご主人様」

「さあ……」冷たい声が言った。


塞德里克的尸体躺在二十英尺开外的地方。再过去一点儿,三强杯在星光下闪闪发亮。哈利的魔杖丢在塞德里克的脚边。哈利猜想是婴儿的那个包袱就在附近,放在坟墓下面。它似乎躁动不安。哈利注视着它,他的伤疤又火辣辣地疼痛起来……他突然意识到自己不希望看到包袱里的东西……他不希望那个包袱打开。
他听见脚边有声音,往下一看,只见一条大蛇在草上蜿蜒游动,围着他那块墓碑打转。虫尾巴呼哧呼哧的喘息声又响了起来,他好像在据推着什么沉重的东西。然后他进入了哈利的视线,把一口石头坩埚推到坟墓下面。坩埚里好像盛满了水——哈利听见泼溅的声音。这口坩埚比哈利用过的所有坩埚都大,可容一个成人坐在里面。
地上包袱里的东西动得更起劲了,仿佛要挣脱出来。虫尾巴忙着用魔杖在坩埚底部点点划划。突然坩埚下蹿起了噼啪作响的火苗。大蛇向黑暗中游去。
坩埚里的液体似乎热得很快。表面不仅开始沸腾,而且迸射出火花,像烧着了一样。蒸气越来越浓,照看火苗的虫尾巴的身影都变得模糊起来了。包袱动得更急了。哈利又听到了那个尖厉、冷酷的声音。
“快!”
现在整个水面都闪动着火花,好像缀满钻石一样。
“烧好了,主人。”
“现在……”那个冷酷的声音说。

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