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第34章 直前呪文 Priori Incantatem(2)
日期:2023-05-16 14:49  点击:337

「ハリー、互いにお辞じ儀ぎをするのだ」ヴォルデモートは軽く腰を折ったが、蛇へびのような顔をまっすぐハリーに向けたままだった。「さあ、儀ぎ式しきの次第には従わねばならぬ……ダンブルドアはおまえに礼れい儀ぎを守ってほしかろう……死にお辞儀するのだ、ハリー」

死喰い人たちはまた笑っていた。ヴォルデモートの唇くちびるのない口がにやりと笑っていた。ハリーは頭を下げなかった。殺される前にヴォルデモートに弄もてあそばれてなるものか……そんな楽しみを与えてやるものか……。

「お辞儀しろと言ったはずだ」ヴォルデモートが杖を上げた――すると、巨大な見えない手がハリーを容よう赦しゃなく前に曲げでもするかのように、背骨が丸まるのを感じた。死喰い人がいっそう大笑いした。

「よろしい」ヴォルデモートがまた杖を上げながら、低い声で言った。ハリーの背を押していた力もなくなった。「さあ、こんどは、男らしく俺様のほうを向け……背筋を伸ばし、誇ほこり高く、おまえの父親が死んだときのように……」

「さあ――決闘だ」ヴォルデモートは杖を上げ、ハリーが何ら身を護る手段を取る間もなく、身動きすらできないうちに、またしても「磔はりつけの呪のろい」がハリーを襲おそった。あまりに激はげしい、全身を消耗しょうもうさせる痛みに、ハリーはもはや自分がどこにいるのかもわからなかった……白熱したナイフが全身の皮ひ膚ふを一寸刻みにした。頭が激痛で爆発しそうだ。ハリーはこれまでの生涯しょうがいでこんな大声で叫さけんだことがないというほど、大きな悲ひ鳴めいを上げていた――。

そして、痛みが止まった。ハリーは地面を転がり、よろよろと立ち上がった。自分の手を切り落としたあのときのワームテールと同じように、ハリーはどうしようもなく体が震ふるえていた。見物している死し喰くい人びとの輪わに、ハリーはふらふらと横ざまに倒れ込んだが、死喰い人はハリーをヴォルデモートのほうへ押し戻した。





“我们相互鞠躬吧,哈利,”伏地魔说着欠了欠身,但他那张蛇脸始终望着哈利,“来吧,礼节是要遵守的……邓布利多一定希望你表现得很有风度……向死神鞠躬吧,哈利……”
食死徒们又哄笑起来。伏地魔那没有嘴唇的嘴巴露出了微笑。哈利没有弯腰,他不会让伏地魔在杀他以前玩弄他……他不会让他得逞……
“我说了,鞠躬。”伏地魔举起魔杖——哈利感到脊梁骨一弯,好像有一只看不见的大手在无情地把他的后背往前按似的。食死徒们笑得更厉害了。
“很好,”伏地魔轻声说道,抬起了魔杖,哈利背上的压力也消失了,“现在你看着我,像男子汉一样……昂首挺胸,就像你父亲死时那样……”
“现在——我们决斗。”
伏地魔举起魔杖,哈利还没来得及自卫,甚至连动都没来得及动一下,就再次被钻心咒击中了。剧烈的疼痛占据了一切,他不知道自己身在何处……白热的刀子扎着他的每一寸皮肤,他的头肯定是疼得要开裂了。他尖声惨叫,他有生以来从没有发出过这样凄厉的叫声——
然后这一切停止了,哈利翻身爬起,像虫尾巴被砍掉了手后一样控制不住地颤抖着。他踉踉跄跄地撞到食死徒组成的人墙上,他们把他推回到伏地魔跟前。

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