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第34章 直前呪文 Priori Incantatem(4)
日期:2023-05-16 15:02  点击:243

「隠れんぼじゃないぞ、ハリー」ヴォルデモートの冷たい猫ねこ撫なで声がだんだん近づいてきた。死喰い人が笑っている。「俺おれ様さまから隠れられるものか。もう決けっ闘とうは飽あきたのか? ハリー、いますぐ息の根を止めてほしいのか? 出てこい、ハリー……出てきて遊ぼうじゃないか……あっという間だ……痛みもないかもしれぬ……俺おれ様さまにはわかるはずもないが……死んだことがないからな……」

ハリーは墓石の陰でうずくまり、最期が来たことを悟さとった。望みはない……助けは来ない。ヴォルデモートがさらに近づく気配を感じながら、ハリーは唯ただ一ひとつのことを思い詰めていた。恐れも、理性をも超えた一つのことを――子供の隠れんぼのようにここにうずくまったまま死ぬものか。ヴォルデモートの足あし下もとにひざまずいて死ぬものか……父さんのように、堂々と立ち上がって死ぬのだ。たとえ防衛が不可能でも、僕は身を護るために戦って死ぬのだ……。

ヴォルデモートの、蛇へびのような顔が墓石の向こうから覗のぞき込む前に、ハリーは立ち上がった……杖つえをしっかり握り締め、体の前にすっと構え、ハリーは墓石をくるりと回り込んで、ヴォルデモートと向き合った。

ヴォルデモートも用意ができていた。ハリーが「エクスペリアームス!」と叫さけぶと同時に、ヴォルデモートが「アバダ ケダブラ!」と叫さけんだ。

ヴォルデモートの杖から緑の閃せん光こうが走ったのと、ハリーの杖から赤い閃光が飛び出したのと、同時だった――二つの閃光が空中でぶつかった――そして突然、ハリーの杖が、電流が貫いたかのように振動しはじめた。ハリーの手は杖を握ったまま動かなかった。いや、手を離したくても離せなかった――細い一筋の光が、もはや赤でもなく緑でもなく、眩まばゆい濃こい金こん色じきの糸のように、二つの杖を結んだ――驚いてその光を目で追ったハリーは、その先にヴォルデモートの蒼あお白じろい長い指を見た。同じように震ふるえ、振動している杖を握り締めたままだ。


“我们可不是在捉迷藏,哈利,”伏地魔轻声说,那冷酷的声音在渐渐靠近,食死徒们在发笑,“你躲不过我,这是否表示你已经对我们的决斗感到厌倦了?你是不是希望我现在就结束它,哈利?出来吧,哈利……出来决斗吧……很快的……甚至没有痛苦……我不知道……我没有尝过死的滋味……”
哈利蜷缩在墓碑后面,他知道一切都完了。没有希望……孤立无助。他听着伏地魔步步逼近,心里只有一个念头,这念头超越了恐惧和理智:他不能像捉迷藏的小孩一样,蜷缩在这里死去;他不能跪倒在伏地魔的脚下……他要像他父亲一样站着死去,要在自卫中死去,即使自卫是不可能的……
不等伏地魔的蛇脸转过墓碑,哈利站了起来……他握紧魔杖,举在身前,闪身冲了出去,正对着伏地魔。
伏地魔也有准备。在哈利喊出“除你武器!”的同时,伏地魔喊道:“阿瓦达索命!”
一道绿光从伏地魔的魔杖中射出,同时哈利的魔杖中喷出了一道红光——两道光在空中相遇——哈利的魔杖突然像通了电似的振动起来,他紧紧攥住它,即使他想放手也放不下了—— 一道细细的光束连接着两根魔杖,既不是红的也不是绿的,而是耀眼的金色。哈利惊奇地顺着光束望去,只见伏地魔苍白细长的手指也握着一根颤动的魔杖。

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